ペットとして人気のあるモルモットですが、その中でも人気がある種類をご紹介しましょう。
目次
モルモットの種類ランキング
第1位:イングリッシュ
モルモットと聞いて思い浮かべるのが「イングリッシュ」という種類だと思います。
一番ポピュラーな種類で、たいていのペットショップでも見かける種類ではないでしょうか。
アメリカでは「アメリカンモルモット」と呼ばれているそうですが、イングリッシュはその名の通り、イギリスで改良された短毛種なので野生には存在しません。
なんと300年もかけて改良されたそうです。
販売値段
ペットショップでの値段は2,000円~3,000円くらいです。
値段を見ても一番買いやすい種類ですね。
大きさ
大きさは20cm~30cm、体重は0.7kg~1.5kgぐらい。
大きさとしてはティッシュの箱より1周り大きいくらいなので、イメージしている大きさより以外に大きいのではないでしょうか。
モルモットを実際に見ても、そんなに大きいとは感じないかもしれませんが、ティッシュの箱を隣に並べてみると、本当に1周りくらい大きいですよ。
このくらいだと大き過ぎず、小さ過ぎずで、撫でたり抱っこをしてかわいがるにはちょうどいい大きさだと思います。
短毛
イングリッシュの体形は丸みがありずん胴で、短足な体型に短毛が特徴ですね。
この短毛というところから「ショートモルモット」とも呼ばれます。
毛は短くなめらかで、毛色は豊富で、模様も個体によって様々なバリエーションがあります。
短毛なのでブラッシングの手間もなく手入れがラクなので、初めてモルモットを飼うという人にはイングリッシュがおススメです。
毛質はノーマルとツヤのあるサテンの2種類がありますが、サテンはなかなかペットショップでは見かけないかもしれませんね。
クリっとした大きな目も特徴の一つです。
目は閉じますが、まばたきはしません。
警戒しながら寝ている時は目を開けたまま寝ています。
でも、飼い主さんの膝の上で寝るときは、しっかり目を閉じて寝ていることもあるので、安心しきっているのでしょうね。
警戒心の強い動物なのでとても臆病ですが、人慣れしやすいです。
鳴き声でコミュニケーションをとる動物なので、個体差はありますが、慣れてくると後をついて歩いたり、エサが欲しい時やかまって欲しい時などにはキュイーキュイーなど、色々な鳴き方で感情を表現してくれるので、とてもかわいいペットになります。
警戒心が強い反面、好奇心も旺盛で、部屋を自由に歩かせてみると、ありとあらゆるものをかじってしまうでしょう。
これはモルモットにとってとても危険です。
でも、モルモットにとって「かじる」ということは、必要不可欠な行動なので、叱ってやめさせようとは絶対にしないでください。
叱ったところで、飼い主さんへの信頼をなくすだけで何の効果もありません。
モルモットにかじることをやめさせるのではなく、モルモットにとって安心・安全な環境を用意して、その中で過ごせるようにしてあげてください。
温度管理
また、温度管理も大切です。
短毛のイングリッシュは温度の変化に弱いので、ケージを置く場所にも気を付けてあげなくてはなりません。
飼育の適温は18℃~24℃といわれています。
暑さ対策、寒さ対策のグッズや毛布やタオルなどをうまく使って、ある程度はモルモットが自分で温度管理ができるようにしてあげるのがいいでしょう。
具体的な方法はコチラの記事をご覧下さい。
繁殖
繁殖は通年であり、1度の出産で2~4匹の仔を生みます。
雄と雌を常に一緒にして飼っているとどんどん増えてしまうので、カップルで飼うときは繁殖させるのか、させないのかを考えた飼育の仕方をするようにしましょう。
モルモットの乳首は、後ろ脚の付け根に左右1対しかないんです。
でもそれより多い子どもを育てられるなんて、子育て上手な動物なんですね。
寿命
寿命は6~7年と言われていますが、病気などに気を付けて上手にお世話をしてあげられれば8~10年、中には10年以上も生きることもあるそうです。
でも、病気にかかりやすい動物なので、十分に食べ物に気を付けてしっかり観察することが大切です。
よく観察をして、早く気づいてあげるだけでも結果は大きく違ってきますからね。
特にビタミンCを体内で合成することができないので、エサなどで摂取させなくてはなりません。
そのために野菜や果物、またはビタミン剤などを与えるようにしましょう。
性格
イングリッシュは性格的にも、お手入れにしてもとても飼いやすいモルモットです。
そうはいっても全く手がかからない生き物ではありません。
ケージの掃除は毎日必要ですし、エサも年齢によってバランスを考えて与えなくてはなりません。
また、人懐っこい分ほったらかしにはできませんし、鳴き声で感情表現はしますが、被捕食動物であるがゆえに体調が悪いことは知られないようにする性質があるので、よく観察をして見守ってあげなくてはなりません。
どんなに小さくても飼い主さんは一つの「命」を預かっていることを忘れず、お世話をしてあげてください。
愛情をかけてお世話をすれば、必ずそれに応えてくれますから。
モルモットも家族の一員として、大事にお世話をしてあげてください。
第2位:アビシニアン(巻き毛)
それと、品種の紹介ページ読んでたらおむすび丸はアビシニアンじゃなくてペルビアンなのかもしれないなと思った💡おむちゃん、きみは一体どんなモルモトーなんだい😺?
🍙「ぼく、おむすび丸!モルモットの男の子!」#モルモット #もるもる協会 pic.twitter.com/g75dpgFtP9— おむすび丸🍙 (@omuomusubimaru) 2018年3月6日
モルモットの動画でもよく見るのが「アビシニアンモルモット」という種類だと思います。
ペットショップでもショート(イングリッシュ)モルモットと並んでよく見かけますね。
ペットショップでは「巻き毛モルモット」と表示されているかもしれません。
ノーマルモルモットを改良した品種なので、野生には存在しないモルモットです。
販売価格
ペットショップでの値段は5,000円~7,000円くらいです。
ショートモルモットと比べると、少しだけ高めですね。
大きさ
大きさは20cm~30cm、体重は0.7kg~1.5kgぐらいです。
大きさとしてはティッシュの箱より1周り大きいくらいなので、イメージしている大きさより少し大きいなと思いませんか?
小型のウサギぐらいなので、同じネズミの仲間のハムスターと比べると結構大きいですね。
このくらいだと大き過ぎず、小さ過ぎずで、撫でたり抱っこをしてかわいがるにはちょうどいい大きさではないでしょうか。
巻き毛
アビシニアンモルモットは体毛が少し長めの4~5cmで、寝ぐせのような巻き毛になっているのが特徴です。
観賞用に改良されているので、巻き毛の多いものほど希少価値が高かったり、つむじのようなもの(ロゼット)が左右対称にあるものが観賞的価値が高いと言われています。
体毛はカラーバリエーションが豊富で、ブラッシングなど毛のお手入れは欠かすことができません。
毛質はノーマルとツヤのあるサテンの2種類がありますが、サテンはなかなか地方のペットショップでは見かけないかもしれませんね。
クリっとした大きな目も特徴の一つです。
目は閉じますが、まばたきはしません。
警戒心が強く臆病ですがその反面、好奇心も旺盛なので人慣れしやすいです。
鳴き声でコミュニケーションをとる動物なので、個体差はありますが、慣れてくると後をついて歩いたり、エサが欲しい時やかまって欲しい時などにはキュイーキュイーなど、色々な鳴き方で感情を表現してくれるので、とてもかわいいです。
繁殖
繁殖は通年であり、1度の出産で2~4匹の仔を生みます。
雄と雌を常に一緒にして飼っているとどんどん増えてしまいますし、出産のタイミングを考慮する必要があるのでカップルで飼うときは繁殖させるのか、させないのかを考えた飼育の仕方をするようにしましょう。
寿命
寿命は6~7年と言われていますが、病気などに気を付けて上手にお世話をしてあげられれば8~10年、中には10年以上も生きることもあるそうです。
でも、病気にかかりやすい動物なので、十分に食べ物に気を付けてしっかり観察することが大切です。
よく観察をして、早く気づいてあげるだけでも結果は大きく違ってきますからね。
特にビタミンCを体内で合成することができないので、エサなどで摂取させなくてはなりません。
そのために野菜や果物、またはビタミン剤などを与えるようにしましょう。
第3位:スキニーギニアピッグ
アドちゃんのもぐもぐお風呂タイム😌♨#スキニーギニアピッグ#モルモット#お風呂 pic.twitter.com/Kznw4urZ9t
— うさもるmimmy 5月ERL (@mimmy102apo) 2016年7月9日
もう1種類、ちょっと変わったモルモットを紹介します。
スキニーギニアピッグというモルモットで、名前のとおり毛が無い(スキニー=骨と皮の)モルモット(ギニアピッグ)です。
大きさや重さはショートモルモットなどと変わりませんが、値段は2万~5万円と結構高価で、一番の違いはその名の通り体毛のほとんどがないということです。
そう、まるでブタさんのようですね。
アレルギーがある人でも飼えるように品種改良がされたと言われています。
当然、野生では生息していません。
体毛がないと言ってもすべての個体が全くないわけではなく、全く毛が無いタイプや鼻や足先に少し毛があるタイプ、全身にうっすらと毛が生えているタイプもいたり、肌の色合いにもバリエーションがあります。
白や黒や茶色やピンクなどがあり、それらが混じっていたり一色だったり。
体毛がない分、抱っこをすると温もりが直に伝わってきますし、プニプニとしていて触り心地のいいお肌の持ち主だということが分かります。
言うまでもなくブラッシングの必要はありませんが、乾燥や皮膚病、感染症などに気を付けてあげなくてはなりません。
また、体温調節が苦手なのでヒーターや保冷材などで、暑さや寒さの対策をしっかりとしてあげることが必要です。
普通のモルモットの適温は18℃~24℃と言われていますが、スキニーギニアピッグは少し高めの20℃以上で様子を見てあげてください。
体温を維持するため、他のモルモットに比べ食欲旺盛でとてもよく食べます。
その分排泄の量も多いので、毎日掃除をしてあげるなど清潔にしてあげないとすぐ病気にかかってしまいます。
たまにはぬるめのお風呂に入れたり、暖かい湿ったタオルで拭いて清潔を保ってあげましょう。
個体差もありますが、とても人懐っこい性格で寂しがりやの性格なので、一頭飼いよりも多頭飼いの方がいいかもしれません。
また、他のモルモットよりもよく鳴くので、ご近所などに迷惑にならない環境で飼うことをお勧めします。
3種類のモルモットを紹介しましたが、同じモルモットでも種類によって飼育の仕方や気を付けなくてはならない事が違ってきます。
自分のもとへお迎えしたからには、その種類に合った飼育方法を知ったうえでお世話をして、一日でも長く家族として一緒に過ごせるよう大切に飼育をしてあげましょう。
愛情をもってお世話をすれば、必ず愛情を示してくれるはずですから。