ペットを飼いたいけれども、吠えたり鳴いたりすると近所迷惑になるし、散歩に連れていかなければならないのは大変だと躊躇している方も少なくないでしょう。
ペットといえば、犬・猫・鳥などが人気ですが、最近は爬虫類をペットして飼育する方も増えてきています。
もちろん好き嫌いはあるかと思いますが、人に懐く種類も多く、飼い始めてみると案外可愛く思えてくるものですよ。飼育も他のペットに比べて楽なのも人気の理由の一つと言えるでしょう。
爬虫類には、ヘビ、トカゲ、イモリ、カメなどがありますが、その中でも初心者の方でも飼いやすい爬虫類にはどのようなものがあるのでしょうか。
おすすめの爬虫類を5種、紹介していきます。
飼いやすい爬虫類の動物5選
コーンスネーク
ヘビ類は非常に静かで、他の動物に比べて臭いが発生しにくく、餌をやる頻度が少なくて済むということで人気があります。
コーンスネークはそんなヘビの中でも小さく、飼育しやすいことでよく知られています。
オレンジベースのものが一般的ですが、黒いものやクリーム色の個体も多く、カラフルで選ぶ楽しみがあるヘビです。
環境に順応しやすく、丈夫ですので、大切に飼い続ければ10年以上生きてくれます。少しずつ慣らしていけば触れる用にもなりますよ。
餌をやる頻度は週2回程度で済みますし、さらに成体になれば週に1回で済むようになります。
ただし、その餌はピンクマウスです。
冷凍マウスを丸呑みさせる必要があるため、どうしても生理的に厳しいという方にとっては飼育が難しいかもしれません。
タマゴヘビ
明日ぐらいにタマゴヘビやモグラヘビが入荷します!
タマゴヘビは大きいサイズが来れば飼育は楽でしょうけども、どうでしょう? pic.twitter.com/uMOqPagyRM— Rep Amber (@poripu555) 2014年3月10日
餌にラットを用意するのは厳しいけれど、大人しくて臭いのないヘビを飼いたいという方には『タマゴヘビ』がおすすめです。
コーンスネークに比べると色味はやや地味ですが、その名の通り主食がタマゴですので、餌やりがとても楽。
うずらの卵を丸呑みした後、殻だけ吐き出すという習性を持っています。
しかもそれも1ヶ月に1度くらいで済むため、とても経済的なヘビと言えるでしょう。
タマゴヘビは最大でも1m程度にしかならず、小さめのケージで飼育できるのも嬉しいポイント。
ただし、タマゴヘビはあまり流通されておらず、ペットショップなどでも滅多に取り扱われていません。
タマゴヘビを飼いたいという場合は、爬虫類を取り扱っているショップに直接問い合わせてみるといいでしょう。
ローソンアゴヒゲトカゲ
出せアピールするも出してもらえず、ふてくされる駒っこ#ローソンアゴヒゲトカゲ pic.twitter.com/45UT4jIeoy
— ゆたたん (@yutataaaaaaaaan) 2018年1月28日
『ローソンアゴヒゲトカゲ』は一般的なペットショップでよく取り扱われている『フトアゴヒゲトカゲ』の一種で、やや小さめの全長30㎝程度の小さなトカゲ。
大人の手のひらに乗るくらいでしょうか。
非常に穏やかな性質で、人にも慣れやすく飼っていて楽しい生き物です。抱っこができる爬虫類ということでも人気ですね。
小さい内はミールワームやコオロギなどを好んで食べますが、大人になるにつれて徐々に菜食になっていきます。野菜などを食べてくれるので、餌やりも楽になりますよ。
ヘルマンリクガメ
昨日迎えたヘルマンリクガメ
セッティング始めたら止まらなくなってしまって結局他のケージも模様替えして一日終了しました。 pic.twitter.com/zxUwL6yPD3— DSK (@dsk_kswgr) 2018年1月28日
ヘルマンリクガメは元々日本の気候に似た地域が原産のカメですので、とても飼いやすいカメです。
日本に流通しているものの多くは『ヒガシヘルマンリクガメ』と言われるタイプのもの。
価格も爬虫類の中では比較的安く、15000~20000円前後で購入できます。
成長しても大きさは15~20㎝程度にしかならず、飼育スペースをそれ程必要としないのも嬉しいポイントですよね。
ヘルマンリクガメはとても好奇心旺盛で、人に慣れやすいことでもよく知られており、中には飼い主の後ろをついて回る子もいる程。
コロンとした丸っこいフォルムで、見た目も可愛らしいのも特徴的です。よく動き回るカメですので、余裕があればある程度大きめの飼育ケースで育ててあげて下さい。
水浴びも好きですので、水浴びが出来るようなスペースを設けてあげるといいでしょう。
エサも人口のカメのエサ、小松菜、チンゲンサイなどの葉野菜が中心ですので、虫やネズミが苦手な方でも安心ですね。
またカメは非常に長生きです、ヘルマンリクガメもおよそ20年ほど生きると言われています。一度飼い始めたペットと長く付き合いたい方には特におすすめです。
レオパルド・ゲッコー
当館のレオパルド・ゲッコーこと「とらお」(♂)、ワーム系がマイブームの模様。シルクワームとミディアムワームは爆食中。コオロギとかゼリーも食べてくれぇ(´Д`) pic.twitter.com/h4E1eajVV9
— 崩れ (@_Caecilian) 2017年9月29日
通称『レオパ』の名前で親しまれているレオパルド・ゲッコーは正式には『ヒョウモントカゲモドキ』といわれる生き物で、トカゲに似ていますがあくまで『モドキ』ですのでトカゲではありません。
まぶたを閉じることが出来るため、表情豊かで愛嬌があることで人気があります。きちんとしつければトイレもちゃんと覚えてくれます。
たまたまウインク状態のままポーズを付けていた写真がSNSで拡散されたこともあり、一気に注目を集めるようになってきました。
身体も小さく人に慣れやすいので、これから爬虫類飼育に初チャレンジしていきたいという方におすすめですよ。動きものんびりしており、扱いやすいですよ。
以上が飼いやすい爬虫類5選。
爬虫類はペット禁止でも飼うことが出来る場合が多いため、ペットを飼う事をあきらめた人でも検討の余地があります。
感情の伝達・・・は少々難しいかもしれませんが(笑)
それでもとてもかわいくて、亡くなったらペットロスに陥る人もたくさんいるほど。
可愛らしいくりくりした目が特徴です。^^