ペット不可の賃貸住宅でも飼育することが出来る、費用がそれ程かからないという点で、アクアリウムは非常におすすめです。
魚やエビは見ているだけでも美しく癒やされること間違いなしです。
水槽内のレイアウトを楽しんだり、繁殖にチャレンジしてみたりと、楽しみ方も色々あるので、一度始めてみるとどっぷりとハマってしまう方も少なくありません。
意外にも懐く魚も多く、水槽に近づくと水面まで寄ってくる個体もいるほどです。
創造性も刺激されるアクアリウム、興味がある方は是非チャレンジしてみてくださいね!
初心者の方でも飼育しやすい魚をランキング形式にしてみましたので、参考にしてみて下さい。
目次
飼いやすい人気の熱帯魚・淡水魚ランキングベスト11
アクアリウムは水槽を眺めることによるストレス軽減などの効果があり、趣味としてもお洒落な事から始めたいと考えている人も多いと思います。
しかし、水槽内で飼う生き物をしっかりと考えてから始めなければ、大変な日々を送ることになり、アクアリウムが嫌いになってしまうかもしれません。
なぜなら、熱帯魚の中には生餌しか食べないような魚、体長が30cmを超えるなど大きくなりすぎる魚、気性が荒く他の熱帯魚を弱らせたり傷つけたりする魚などがたくさん存在します。
初心者がこれらの熱帯魚に手を出してしまうと、ストレス軽減どころか、むしろ逆にストレスを抱えることになりかねません。
そこで今回は初心者にもお勧めできる熱帯魚をランキング形式で紹介します。
第11位 アベニーパファー
熱帯魚初心者にお勧めできる熱帯魚第11位は「アベニーパファー」。
アベニーパファーはフグの一種で、フグの中では珍しく3cm前後にしかなりません。
また淡水で飼うことが出来るため、飼育環境を整えるのは容易です。
熱帯魚と違いホバリングできますし、表情が分かり易く、頭も良いため大変愛らしい種です。
これだけであれば初心者にぜひ飼ってほしい種と推せるのですが、初心者に積極的には押せない理由が2点あります。
1つ目は餌の問題。
アベニーパファーは生餌か餌付けしたフードしか食べません。
そのため餌付けに失敗した場合、生餌を与え続けなければならず、コストと手間がかなりかかります。
2つ目は混泳の問題。
アベニーパファーは歯が鋭く、グッピーなど動きの遅い熱帯魚のヒレをボロボロにしてしまいます。
また、エビなどと混泳させるとあっという間に食べつくしてしまいます。
このように餌と混泳の面で飼いにくさがあります。
熱帯魚では見られない愛らしさと手間を比較して、それでも飼いたいと思う方にはお勧めできます。
万人にはお勧めできないという点から10位に位置付けていますが、魅力で言えばもっと上位にランクインする種です。
第10位 ベタ
熱帯魚初心者にお勧めできる熱帯魚第10位は「ベタ」。
ベタと言えば瓶に入れられて売られていることが多いですが、水槽で飼う方がベタの魅力を堪能できます。
ベタは闘争魚と呼ばれるほど喧嘩っ早く、他の熱帯魚との混泳は基本的に出来ません。
同種であっても混泳はできません。
しかし、優雅に水槽を泳ぐ姿は圧巻の一言。
水草入れて飼うと水草の上で休憩している姿を見ることも出来ます。
餌は市販の物で対応できますし、丈夫なので飼いやすい種です。
しかし、一つだけ飼うにあたって知っておかなければならないことがあります。
それがフレアリング。
ベタの雄は威嚇行動であるフレアリングをする時にヒレを大きく広げて体の大きさをアピールします。
それを定期的にさせなければヒレがくっついてしまい危険な状態になります。
フレアリングさせるには鏡で自分の姿を見せてあげるだけで良いのですが、それが毎日となると手間だと感じる人も多いでしょう。
逆に言えば手間だと感じないのであれば、ベタはお勧めできる熱帯魚です。
第9位 ブラックモーリー
熱帯魚初心者にお勧めできる熱帯魚第9位は「ブラックモーリー」。
ブラックモーリーはその名の通り真っ黒の身体が特徴です。
また比較的大きく、5cm~10cm程度の体長にはなります。
そのため小さな熱帯魚は怯えてしまい前面に出てきてくれなくなる可能性があります。
しかし、その真っ黒な体はグッピーやネオンテトラの体色を際立たせるなど、鮮やかな熱帯魚と合わせることでコントラストを楽しむことが出来ます。
また、水槽には油膜が張ってしまうことがありますが、ブラックモーリーはこの油膜の除去を行ってくれるため、メンテナンスフィッシュとしてもとても優秀な種です。
飼育面でも餌は何でも食べ、丈夫ですので少しぐらい水が汚くても飼うことが出来ます。
第8位 コリドラス
熱帯魚初心者にお勧めできる熱帯魚第8位は「コリドラス」。
コリドラスはナマズの仲間で、アゴに髭が生えているのが特徴的。
他の熱帯魚に比べるとやや華やかさには欠けますが、種類も多く、人気の魚です。
水槽の底を這うように泳ぐ様が可愛らしく、地面に落ちている餌を探してモフモフする姿が愛らしいです。
種類によってもまちまちですが、1匹あたりの値段は数百円ほどで、比較的安価な部類です。
アクアリウムを取り扱っている店舗に行けば、ほぼ間違いなく販売されているほどメジャー。
種類も多く、様々なカラーや体格の中から好きなものを選ぶことが出来るため初心者から上級者まで人気があります。
熱帯魚好きの人の中にはコリドラスを専門に飼っている人もいるほど。
コリドラスの特徴は、見た目だけではありません。
他の魚達が食べ残した餌を掃除してくれる『掃除係』として人気が高いです。
与えすぎて残ってしまった餌は、水やガラスを汚す原因となってしまいます。
しかし、コリドラスなら下に溜まった餌をきれいに食べてくれるので、そういった心配を軽減させることが出来るのです。
もちろん、他の魚の食べ残しだけでは足りませんので、沈殿性のあるコリドラス用の餌もきちんと用意してあげてくださいね。
気性が穏やかですので、他の魚と混泳させても全く問題ありません。
ただ、丈夫で水が多少汚くても生きていける反面、餌を与える時に注意が必要です。
コリドラスは基本的には底にいるため、水上に浮くフレークタイプの餌は食べられません。
また、沈むタイプの餌であっても混泳する熱帯魚が食欲旺盛な種ですと餓死してしまうこともあります。
餌の与え方に注意しなければなりませんが、そこさえ注意すれば比較的飼いやすく、動きや生態も面白いためお勧めです。
第7位 プラティ
熱帯魚初心者にお勧めできる熱帯魚第7位は「プラティ」。
水槽屋.comより引用
プラティはちょっと丸くて小さい金魚のようなフォルムをしています。
模様や色も様々ですので、複数の店舗を回って選ぶのも楽しい魚。
種類や流通量でも価格は異なりますが、1匹あたり100円程度で手に入れることも可能です。
プラティは小柄で温厚な性格をしており、他の魚に攻撃を仕掛けたり小さい魚や海老などを食べることも殆どありません。
喧嘩もあまりしないため、他の熱帯魚との混泳も可能な人気の種です。
プラティは他の熱帯魚と比べ、カラーがとても多く、様々な色のプラティを飼うだけで派手で明るい水槽を作ることが可能です。
また繁殖が容易なため繁殖を楽しむことも出来ます。
プラティの最大の特徴は魚でありながらお腹の中で卵を孵化させ、稚魚を産むというところ。
繁殖行動も頻繁ですので、オスとメスを同じ水槽内に入れていたら勝手に繁殖していたということも少なくないほど簡単に増えていきます。
稚魚を生みそうな様子が見られたら産卵ケースに移してあげると、稚魚の世話もしやすくなりますよ。
毎日こまめに水槽を覗いていたら、兆候もわかりやすくなります。
中でもミッキーマウスプラティと呼ばれる尻尾の部分に隠れミッキーの模様がある種類は愛らしく、プラティの中でもトップクラスの人気を誇ります。
プラティは繁殖が容易なこともあり、販売価格が安価なため数を揃えやすいのも初心者向きの理由の一つ。
飼育面では餌は何でも食べ、水質もシビアではありませんので飼いやすいと思います。
第6位 アフリカンランプアイ
熱帯魚初心者にお勧めできる熱帯魚第6位は「アフリカンランプアイ」。
アフリカンランプアイはかなり小型で2cmから3cmほどしか体長がありません。
少し大きい熱帯魚と混泳すると食べられてしまう可能性があります。
そのため大きい熱帯魚とは混泳できませんが、グッピー程度のサイズであれば十分混泳可能です。
アフリカンランプアイは若干臆病なくらい温和ですので、自分から他の魚に攻撃を仕掛けることはほぼありません。
アフリカンランプアイの特徴はその名の通り、光る眼です。
暗いところで青色の照明をつけていると眼が青く発光します。
青い眼を光らせながら泳ぐ姿はとても美しいです。
また、アフリカンランプアイは透明がかったボディに青い蛍光色のラインが入っているのが特徴的な魚。
一見地味な魚ではありますが、群泳しているランプアイはキラキラ光って大変美しいものです。
色は成長するにつれ徐々に濃くなっていきます。
今まで紹介した熱帯魚と同様に餌は何でも良く食べますので飼育も容易です。
また、元々群れで生活する習慣がありますので、出来れば数匹~十数匹ほどまとめて飼育してあげるといいでしょう。
病気に強く、丈夫なので極端な水質の変化さえなければビギナーの方でも飼いやすい魚です。
一匹あたり50~100円程の安価で購入できるのも嬉しいポイントですよね。
また、アフリカンランプアイは飼育環境を整えてあげれば繁殖させることも出来ます。
繁殖を楽しみたいのであれば、出来るだけアフリカンランプアイだけの水槽を別途用意してあげて下さい。
卵がとても小さいので、混泳させていると他の魚に卵を食べられてしまう危険性があります。
第5位 ハニードワーフグラミー
熱帯魚初心者にお勧めできる熱帯魚第5位は「ハニードワーフグラミー」。
ハニードワーフグラミーは淡水の熱帯魚の中では珍しく、平たく黄色い体をしています。
見た目の良さもさることながら、魅力的なのはその生態です。
ハニードワーフグラミーは雄が口から泡を出して巣を作り、雌はそこに卵を産み付けます。
すると他の熱帯魚に卵が食べられないよう雄が巣を守り始めます。
卵から稚魚が孵化した後も雄は守り続け、稚魚が巣から離れてしまうと口に入れて巣へと戻します。
このように子育てともとれるような行動をする熱帯魚はとても珍しいです。
餌は何でも食べますし、繁殖も容易で、比較的丈夫な種でありながら、面白い生態を見られるため、グッピーなどのメジャーな種を避けたい人には特にお勧めです。
第4位 アカヒレ
熱帯魚初心者にお勧めできる熱帯魚第4位は「アカヒレ」。
アカヒレは別名「コッピー」と呼ばれることもありますが、それはコップでも飼育が可能なほど丈夫な魚という意味があります。
アカヒレはグッピーやネオンテトラほど鮮やかではありません。
また、体格がスマートですので見た目にもすぐには面白さを感じることが出来ないでしょう。
しかし、飼育面では水がかなり汚くなっても元気で生きられるほどの生命力を誇りますし、餌も何でも食べるためかなり飼いやすいです。
エアレーションやろ過器などがなくても飼育することが出来るため、ボトルアクアリウムでもダントツの人気を誇っています。
とにかく生命力は淡水魚界でトップクラスで、ちょっとした水質変化くらいではビクともしません。
しかも、水槽でじっくり時間をかけて飼いこむことで、綺麗な色へと変化していきます。
丁寧にしっかりと飼えば飼うほど綺麗になっていくのは他の熱帯魚ではなかなか見られない特徴です。
性格も穏やかで他の魚に攻撃を仕掛けることもありませんので、混泳ももちろん可能。
ただし、アカヒレはコイ科の魚で時折ジャンプすることもありますので、水槽は蓋付きのものを使用するのがおすすめです。
いわゆる「アカヒレ」というのはシルバーカラーのものですが、中にはゴールデンアカヒレやロングフィンアカヒレなどの、華やかなタイプもあります。
通常のアカヒレだと一匹あたり50~100円程度で非常にリーズナブルです。
アカヒレは初心者でも簡単に繁殖させることが出来ます。それどころか水槽内で自然繁殖することもありますので、気がついたら増えていたということも少なくありません。
寿命も比較的長く、飼育条件が良ければ4~5年生きるので、是非大事に育ててあげてくださいね。
飼い始めた時の見た目が地味と言う点を除けば、マイナス要素はほとんどない熱帯魚です。
第3位 カージナルテトラ
カージナルテトラはアクアリウムを行っている方なら誰もが知っているほど知名度の高い魚。
飼育方法も簡単ですので、初心者の方にもおすすめです。
同じくメジャーなネオンテトラに比べると若干大きめで、腹部全体が赤いのが特徴的です。
その為、水草の緑にもよく映え、群泳する様は非常に華やかで美しいものです。
温和な性格ですので、他の魚との混泳も可能です。
ただし、やや臆病ですので、一匹だけだとストレスが溜まってしまう危険性があります。
出来ればカージナルテトラ同士で群泳できる程度の数で飼育してあげてくださいね。
餌は人工飼料もパクパクとよく食べてくれますが、栄養が豊富な方がボディの色も美しくなりますので、たまにアカムシやブラインシュリンプなどを与えてあげましょう。
基本的にとても丈夫で、パイロットフィッシュとして用いられることもあります。
値段も安価ですし、非常にメジャーなため入手しやすいのも魅力的ですね。
ただし、繁殖は非常に困難です。
繁殖を楽しみたい方には不向きかもしれません。
第2位 ネオンテトラ
熱帯魚初心者にお勧めできる熱帯魚第2位は「ネオンテトラ」。
こちらもグッピーと並ぶほどの人気と知名度があります。
見た目の鮮やかさはもちろんのこと、優雅に泳ぐグッピーとは違い、集団でスマートに泳ぐ姿は見るものを惹きつけます。
グッピーと同じく何でも良く食べますし、比較的他の熱帯魚とも混泳しやすいため、初心者にもお勧めです。
ネオンテトラも明るい時間帯でも水槽の前面に出てきてくれることから、初心者が熱帯魚の面白さや美しさを知るにはもってこいの種。
しかし集団で泳ぐ姿を期待して飼う場合は注意が必要です。
元々集団で泳ぐ熱帯魚ではありますが、水槽には敵がいないため警戒心が緩み、時間とともにバラバラに行動を始めてしまいます。
そのため、集団で泳ぐ姿が見たいからという理由で飼うのはやめておく方が無難です。
第1位 グッピー
熱帯魚初心者にお勧めできる熱帯魚第1位は「グッピー」。
グッピーと言えば熱帯魚の代表格であり、一昔前に一大ブームを巻き起こした存在。
グッピーの特徴と言えば、ザ熱帯魚と言えるほどの見た目の鮮やかさです。
尾びれが大きく、ひらひらと揺らしながら優雅に泳ぐ姿は熱帯魚のイメージにピッタリ合うでしょう。
飼い始めたら想像と違って、水草の裏から出てきてくれないような熱帯魚が数多くいる中、グッピーは物おじせず明るい時間帯でも水槽の前面に出てきてくれます。
飼育面で考えても餌は何でも良く食べ、多少水が汚れていても元気に生きるほどの生命力を持ちますので飼いやすいです。
一方で、飼育時の注意点として、二点ほど気を付けなければならないことが存在します。
一つ目が繁殖力の高さです。容易に繁殖を楽しめるという点では良いのですが、その分知らないうちに増えすぎてしまうことがあります。
二つ目が他の熱帯魚との相性です。
グッピーは尾びれがひらひらと綺麗な分、他の熱帯魚につつかれやすく、傷つくと上手く泳げなくなり死んでしまうことがあります。
混泳をする時は相性を考えなければなりません。
アクアリウムは水槽を眺めることによるストレス軽減などの効果があり、趣味としてもお洒落な事から始めたいと考えている人も多いと思います。
しかし、水槽内で飼う生き物をしっかりと考えてから始めなければ、大変な日々を送ることになり、アクアリウムが嫌いになってしまうかもしれません。
なぜなら、熱帯魚の中には生餌しか食べないような魚、体長が30cmを超えるなど大きくなりすぎる魚、気性が荒く他の熱帯魚を弱らせたり傷つけたりする魚などがたくさん存在します。
初心者がこれらの熱帯魚に手を出してしまうと、ストレス軽減どころか、むしろ逆にストレスを抱えることになりかねません。
そこで今回紹介した初心者にもお勧めできる熱帯魚をおすすめします!