水槽の中で自然を再現したり、人工物を並べて美しい水景を生み出したりするのがアクアリウム。

美しく優雅な趣味であるアクアリウムですが、始めるには必要なものが多く、初期費用が高額になってしまうことも多々あります。

また、美しい水景を維持するには電気代などの維持費も必要になります。

 

そのため、実際にはどのようなものが必要なのか、初期費用はどのくらいなのか、継続費はどのくらいなのか、知りたい人も多くいるでしょう。

そこで今回はそのような疑問を解消できるようにお話しします。

 

 
スポンサーリンク
 

 

アクアリウムに必要な設備って?

まず初めにアクアリウムを始めるのに必要な物とそのおおよその価格についてお話しします。

 

アクアリウムに必要なものは

  1. 水槽
  2. 濾過機
  3. ヒーター
  4. 照明
  5. 二酸化炭素添加器
  6. 底砂
  7. アクセサリー(水草)
  8. 生体

 

状況によっては不要な場合もありますが、おおむねこれらのものを用意すればアクアリウムを始めることが出来ます。

それぞれの説明と価格は以下の通りです。

 

熱帯魚におすすめの水槽

「水槽」は30cm~120cmまで幅広く販売されていますが、一般的に初心者向けとされているのは60cm水槽。

60cm水槽用のアクアリウム器具が多く揃っており、販売数が多いため安価な関連商品も多数販売されています。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

GEX マリーナ BK600 水槽 単体 お一人様1点限り 関東当日便
価格:2680円(税込、送料別) (2018/6/5時点)

 

 

60cm水槽の価格はガラス水槽が4000円程度で、フチあり水槽だと2000円から3000円程度が多いです。

ガラスの透明度により価格が変動します。

 

濾過機

「濾過機」は水槽サイズに合わせて購入する必要があります。

底面フィルターや外部フィルターなど種類が豊富で、濾過能力に差があります。

一番安価な底面フィルターは60cm水槽サイズで2000円程度、高価な外部フィルターだと7000円程度となります。

 

ヒーター

「ヒーター」も水槽サイズに合わせて購入する必要があります。

アクアリウムでは水草や生体を飼育するためヒーターは必須。

夏場でも室内の気温変化により水温が下がってしまう場合は必要になります。

 

価格は26度固定ヒーターで2000円、温度を自由に変えられる可変式ヒーターでサーモスタットと合わせて5000円程度。

 

照明

「照明」は水草を育成する場合や水槽を綺麗な状態で鑑賞するのに必要。

LEDと蛍光灯タイプがありますが、最近ではLEDが主流です。

今ではLEDだけで水草の育成から水槽鑑賞まで出来るようになっていますし、電気代や維持費の観点から見てもLEDが優れています。

価格は60cm向けLEDで8000円から10000円ぐらい。

 

 

スポンサーリンク



 

 

二酸化炭素添加器

「二酸化炭素添加器」は水草水槽を構築するには必須の器具。

水草に二酸化炭素を供給し、美しく健康的に育てるための必要です。

価格はおよそ7000円から10000円で、この添加器の他に、維持費としてガスが詰められたボンベを購入する必要があります。

 

底砂

「底砂」は水草を植えるのに必要ですし、水槽の景観を整えるのにも重要です。

 

水草を育てない場合は大磯や田砂のような栄養価の無い砂を使用します。

水草を植える場合、底床は砂利やセラミックよりも植え込みやすく栄養も豊富な専用のソイルがおすすめです。

 

 

 

やや厚めに敷き詰めておきましょう。

ただ均すのではなく、軽く丘陵をつけてあげると水槽内により立体感が生まれます。

 

ソイルは60cm水槽向けで3000円、大磯や田砂は1500円程度。

水景を整えるために量が欲しいならそれぞれ倍ぐらいはかかります。

 

水草

「アクセサリー(水草)」はアクアリウムでは重要な要素です。

人工物か水草か、その両方でも良いです。

水槽を綺麗に彩るアクアリウムではこれをどのように配置するのか、何を配置するのかが最重要です。

 

必要な費用はどれぐらいこだわるかにもよりますが5000円も見ておけばそれなりのものが出来るでしょう。

節約するなら3000円ぐらいだと思います。

 

水草については後でおすすめのモノをピックアップしていますので参考にして下さい。

 

生体

「生体」は水槽を彩る一要素としての使い方も出来れば、主役として活かすことも、水槽の維持役としても使えます。

コケ取り用にエビを入れたり、楽しむために派手な熱帯魚を入れたり使い方は無限大。

価格は3000円程度見ておくと良いですが、高価な生体は一匹で3000円を超えることもあります。

 

「餌」は生体を飼育する場合に必要になりますが、生体飼育を行わない場合は不要です。餌の種類にもよりますが概ね500円程度で購入することが出来ます。

 

ピンセット

あと、おまけでピンセットがあると環境を整えやすいです!

 

 

 

ソイルを荒らさずに植え込むのに便利なアイテムとして、水草用の非常に長いピンセットがあります。

これを使えば、ピンポイントで植え付けることが出来るので、レイアウトも断然楽になりますよ。

どんなに素敵な水草でも枯らしてしまっては元も子もありません。

 

中には非常に管理が難しく、CO2添加や日光が必要になるものもあります。

同じ水槽内で飼っている魚との相性もありますので、水草選びは慎重に行うようにしましょう。

 

 

熱帯魚の飼育に必要な費用って?

以上が初期費用になります。

すべてまとめると50000円ほどあればそれなりの水槽が完成します。

初期費用は水槽のグレードを落とせばより安く、水槽のグレードを上げればより高くなります。

次に継続費用ですが、アクアリウムを継続するのに必要な費用の要因は「電気代」「二酸化炭素代」が必要。

他にも「餌代」「水道代」や「生体の追加代」がかかりますが、こちらは微々たるもの、不定期発生費用なので継続費用からは除きます。

 

継続費用のうち「電気代」ですが、これは照明、ヒーター、濾過機の三か所で発生します。

濾過機の電気代はせいぜい100円、200円程度ですが、照明とヒーターはそれなりの金額がかかります。

水槽サイズにより使う電気の量も変わりますが、水草を育てる60cm水槽だと冬で1000円は最低でも見ておく必要があります。

逆に夏は500円以下の月も出てくるでしょう。

 

どれぐらい照明をつけっ放しにするのか、室温は平均何度かなど条件によって電気代は変化しますが全て合わせて1000円と思っておけば良いと思います。

 

次に二酸化炭素代ですが、こちらはボンベで購入することになり、月に1本から2本消費します。

1本300円程度なので月500円消費すると考えると良いです。以上のことから継続費用は月1500円と考えておけば問題はないでしょう。

 

 

スポンサーリンク



 

 

アクアリウムにおすすめの水草

金魚や熱帯魚を飼育する際、魚達の隠れ家や産卵床として使えるだけでなく、水槽内を華やかにしてくれるのが水草。

高さやカラーも様々で美しいので、中には水草だけをネイチャーアクアリウムとして栽培している方もいらっしゃいます。

 

水草をバランス良くレイアウトするためには、水草それぞれの性質を知っておく必要があります。

大きく分けて前景草・中景草・後景草に分類され、後景草ほど丈が長く、葉の広がりが大きい傾向にあります。

水槽内に奥行きを出すためにも、バランス良く配置するようにしましょう。

 

初心者の方でも管理しやすい水草を幾つか紹介しましょう。

 

アナカリス

 

まず、金魚藻の名前でもよく知られているアナカリスは非常に入手しやすく、水草の中でも安価です。

生体と一緒に入れていれば、CO2を別途添加させなくても育ちます。

とても丈夫でどんどん伸びていきますので、気になる場合は定期的にトリミングをしてあげてくださいね。

 

マツモ

 

また、マツモも育てやすく、管理が楽な水草です。

ふさふさとした見た目も美しく、後景草としても人気があります。

CO2の添加がなくても育ちますが、あった方がより丈夫に育ちます。

定期的にCO2タブレットなどを根本に植え付けてあげるといいでしょう。

 

 

アマゾンチドメグサ

 

アマゾンチドメグサは、蓮の葉に似た丸い葉をつける可愛らしい水草です。

水中から直接栄養を吸収する性質を持っているため、水質安定にも一役買ってくれます。

CO2を添加してあげると葉も茎もよく育ちます。

魚達やエビなどのの隠れ家にもなりますので、中景草の中で特に人気がある水草です。

 

アヌビアス・ナナとウィローモス

 

前景草でおすすめなのはアヌビアス・ナナとウィローモスです。

見た目は全く異なり、アヌビアス・ナナが厚くて大きな葉である一方、ウィローモスは細かい苔状の水草です。

いずれも流木や岩などに活着する性質を持っているため、非常に人気があります。

CO2や光量がそれほどなくても育ちます。

流木などに活着させるためには、テグスや木綿糸などでしばらく結びつけておく必要があります。

活着した後は糸を外して構いません。

ウィローモスの場合、専用のモスドームやモスマットというグッズもありますので、なかなか上手く活着してくれないという場合は、そういったものを利用してみるといいでしょう。

 

 

水草を水槽に入れる際に気をつけておきたいのは、残留農薬。

特に生体と一緒の水槽に入れる場合は要注意です。

 

購入時に付いていたロックウールやスポンジなどは全部取り外し、根本を丁寧に洗い流します。

その後もすぐに水槽内に入れず、数日間水をこまめに取り替えながら農薬抜きをするようにして下さい。回数が多いほど確実です。

 

特にアヌビアス系の水草は農薬のリスクが高いことで知られています。

あまりにも安価なものは避けた方が賢明。

 

アクアリウム専門店では『無農薬』と明示されている水草も販売されています。

信頼できる業者から購入することも生体の命を守るための重要なポイント。

 

また、時折スネールや巻き貝などの卵が葉に付着しており、水槽内で孵化して繁殖してしまうというケースもあります。

一度増えると爆発的に繁殖する為非常に厄介。

 

アクアショップに行けば、残留農薬や付着生物の卵などを処理するための薬も安価で販売されています。

より安全性を保つために、あらかじめ使用しておくのもおすすめですよ。

 

 

スポンサーリンク



 

 

アクアリウムのレイアウト方法

アクアリウムをするならば、綺麗に水槽を作り上げたいと考えるのは当然です。

しかし、水槽の中によくわからないまま砂や石を入れていっても綺麗な水景は完成しません。

 

もし本当に綺麗な水景を有する水槽を構築したいのであれば、「基本的な構図」「基本的なテクニック」を知る必要があります。

 

それに加えてレイアウト時の注意点さえ理解しておけばある程度見栄えが良くなります。

一度、基本的なものを作り上げてコツを掴んでから、自分オリジナルの方法を生み出していくのが成功への近道。

そこで今回は、アクアリウムのレイアウトを行う時の、構図やテクニック、注意点について説明します。

 

レイアウトの構図

まず初めに構図について説明します。

構図というのは水景の印象を決める重要な要素であり、しっかりと構図を考えなければちぐはぐな状態で完成してしまいます。

 

アクアリウムの構図はいくつも存在しますが、その中でも基本的なものであり、アクアリウムをするのであれば知っておく構図が存在します。

それが「凹構図」「三角構図」の二つ。

 

「凹構図」というのは、文字の形から見てもわかるように左右を高くし、中央を低くすることで高低差を演出する構図。

正確には手前は低くするので、右奥と左奥の低床を高くすることで遠近感を生み出し、水槽を広く立体感があるように見せるものです。

左右を高くするだけなのでとても作りやすく、流木や石を並べる時も地形が単純なため並べやすいです。

 

「三角構図」というのは、左奥か右奥のみを高くし、そこから雪崩れるように他の角を低くしていく構図。

これも遠近感を生み出し、水槽を広く立体的に見せる効果があります。「凹構図」と「三角構図」の違いは高低差をつける場所の違いです。

どちらかというと「凹構図」は中央が低くなっている分奥行があるように見え、「三角構図」は左右どちらかが低くなっている分面積が広く見えます。

 

どちらも基本的な構図であり、これを身につけることからアクアリウムは始まります。

難易度はそれほど高くありませんが、どこまでも追求できるものですので、一度試してみると良いです。

 

レイアウトのテクニック

次にレイアウト時のテクニックについて説明します。

テクニックと言っても基本的には構図を理解しておけば綺麗な水景は作ることが出来ます。

ただし構図だけ知っていても騙し絵のような水景になってしまうため、しっかりと遠近感を生み出し、立体感のある水槽を作り出すには基本的なテクニックを身につける必要があります。

 

遠近法を利用した立体感のある水景を生み出すテクニックの一つが「流木や石の置き方を工夫」するということ。

地面の高さを変えるだけでも立体感は出るのですが、やはり水槽の面積は小さいですし、地面だけで立体感を生み出すのには限界があります。

 

そこでこの流木や石といった小物を利用します。

同じ流木や石でも手前に大きいものを設置し、奥に行くほど小さいものを設置します。

このように設置することで、遠近法による錯覚が発生し、より立体感を感じることが出来ます。

 

不自然に大きさに差があるもの設置すると変に感じてしまうため、様々な大きさのものを置き換えながらベストな遠近感になるよう調整していきます。

地面の高低差をつければつけるほど立体感が出ますし、小物の大きさに差があればあるほど立体感が出ます。

 

つまり地面の高低差と小物の大きさの差が吊り合う点を探すということ。

吊り合う点を見つけることが出来れば、綺麗で立体感のある水景を生み出すことが出来ます。

 

レイアウトの注意点

最後にレイアウト時の注意点についてですが、最も気を付けるべきことは「集中しすぎてしまうこと」。

一生懸命構図を考え、テクニックを駆使してレイアウトを構築していくのは良いですが、集中するあまり周りが見えなくなってしまうことがあります。

 

アクアリウムをする場合、ガラス水槽の利用が多いと思いますが、ガラス水槽は大変割れやすいです。

流木や石がぶつかってしまうと簡単にひびが入りますし、水槽にひびが入ると水が漏れてしまうので買い替えが必須となります。

手にしている小物が水槽にぶつからないよう細心の注意を払う必要があります。

 

また、水槽の底に直接流木や石を配置する場合も注意が必要。

設置する時の衝撃で底が割れてしまう場合があります。

流木や石は水槽に直接置かず、底砂を敷いてから置くか、新聞紙などを緩衝材として使ってから置くようにしましょう。

 

以上がアクアリウムのレイアウト時に使う「構図」「テクニック」「注意点」です。

基本的な構図をマスターし、そこにテクニックを足すことでより美しい水景を生み出すことが出来ます。

これらの基本的なものを身につけなければさらに美しい水槽は作ることが出来ません。

 

多くのレイアウトはこの基本的な構図とテクニックを使ったり、応用したりしたものになりますので、基本的なものは出来るだけ身につけるようにしてください。

 
スポンサーリンク