熱帯魚を飼育する時に一緒に水草も育て、水槽の景観を整えたいと考えている人も多いでしょう。

水槽に水草があれば景観が良くなるだけではなく、熱帯魚のストレス軽減にもなりますし、水槽内の水質浄化にも役立ちます。

このように熱帯魚と水草を一緒に飼育することには様々なメリットがあります。

そうなると気になるのは熱帯魚と水草の相性でしょう。飼育する熱帯魚にお勧めの水草の選び方を今回紹介します。

 
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熱帯魚飼育の際の水草の選び方

熱帯魚と水草の相性

まず初めにある程度飼育する熱帯魚の形状を元に水草を絞り込んであげるのが良いです。

例えば、グッピーは大きな尾びれがあるため、目の細かい密集した水草とは相性が良くありません。

コリドラスは地面を漁りながら泳ぐため、グロッソスティグマやキューバパールグラスのような前景草とは相性が良くありません。

 

一方で、エビ類を飼育する時にウィローモスのように密集する水草は餌場や隠れ家となるため相性が良いですし、ハニードワーフグラミーは泡を出して巣を作るため、水流があると巣が崩れてしまいますが、浮草があることでそれを防ぐことが出来ます。

このように飼育したい熱帯魚と水草の形状や性質を理解したうえである程度水草を絞り込みます。

 

熱帯魚と水草がこの形状や性質といった面で相性が悪かった場合、最悪熱帯魚が死んでしまったり弱ってしまったりすることがあります。

グッピーは尾びれが大きいため目の細かい水草とは相性が悪いと言いましたが、これを無視して水草を選んでしまうと最悪な展開を迎えることもあります。

グッピーの尾びれが水草に引っかかり、その結果身動きが出来なくなって死んでしまう可能性があるんです。

 

たかが水草、されど水草。

相性が悪いだけでこのような悲劇を生んでしまうこともあるのです。

 

一方、もし相性の良い水草を選べば熱帯魚本来の魅力を最高まで引き出した姿を見ることが出来るでしょう。

ベタが水草の上で休憩している姿やハニードワーフグラミーが浮草の隙間いっぱいに気泡を浮かべ子育てをする姿などがそれにあたります。

まず初めに熱帯魚の形状や性質から水草を絞り込んであげることで熱帯魚本来の魅力を堪能することが出来るのです。

 

知ってた?水草にベストな水質と水温がある

次に熱帯魚と水草が好む水質と水温を見ていきます。

多くの淡水熱帯魚は弱酸性を好みますが、中には中性や弱アルカリ性を好む熱帯魚も存在します。

 

また水草も同様に多く弱酸性を好みますが、中には中性や弱アルカリ性を好む水草も存在します。

好む水質と水温で飼育すれば熱帯魚も水草も元気に成長しますし、発色も良くなります。

 

一方で水質に合っていなくても死にはしませんが、ベストな環境ではありません。

水温が合っていなければ水草は変色したり枯れたりしてしまいますし、熱帯魚は活性が落ち弱ったり死んでしまったりします。

そこである程度絞った水草の中から、熱帯魚の好む水質や水温と似通った好みを持っている水草をピックアップしていきます。

 

そこまでくればほとんど絞り切れていると思いますが、絞り切った水草の中から、水槽内のバランスを考えてチョイスしていき、実際に植えるようにすると良いでしょう。

このように、熱帯魚や水草の形状や性質、好む水質や水温を考慮したうえで、熱帯魚も水草も両方がストレスなく過ごすことが出来るように調整し、水槽を作り上げていく方法が最もお勧めです。

熱帯魚を主体とするならば、しっかりと熱帯魚の生態を理解したうえで、その熱帯魚と相性が良さげな水草を選択していく方法が最も良いです。

 

見た目重視も大切

もう一つのお勧めの方法は、熱帯魚の見た目と水草の見た目でマッチするものを選択する方法。

こちらの方法は飼育面で優れているわけではありませんが、水槽の景観を構築するという面では優れています。

 

例えばベタにアヌビアスナナを合わせる、ゴールデンハニードワーフグラミーにアマゾンフロッグピットを合わせる、ネオンテトラにキューバパールグラスを合わせるといった具合に、熱帯魚の見た目と水草の見た目だけを重視してマッチするものを選んでいきます。

もちろん水草同士の見た目も考慮に入れたうえで、水槽にいれる水草を選んでいき、水景を作り出していくというのがこの方法になります。

 

熱帯魚と水草の相性を完全に無視するスタイルですが、アクアリウムも所詮エゴと割り切ることが出来るのであればこの方法もおすすめ。

何よりも理想の水景を生み出すことが出来、熱帯魚飼育と同時に水草飼育も楽しむことが出来ます。

 

以上の3つの方法が熱帯魚におすすめの水草の選び方。

熱帯魚と水草の相性を重視するか、作り上げる水景を重視するかの違いですが、両者には大きな隔たりがあります。

 

どちらをとるのも飼育者の自由ですし、どちらもおすすめできる方法ではあります。

自分に合っていると思う方で水草を選んでみると良いでしょう。

水草はデリケートなものもありますが、初心者向きのものであれば多くの場合後者の方法で選んでしまっても問題は出ません。

 

ただし熱帯魚側にリスクをもたらす水草は、いくら見た目が良かったとしても導入しないようにしてください。

 

 

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熱帯魚におすすめな水草の種類ランキング10位~6位

熱帯魚を飼育する時に、水草を水槽に植え、綺麗な水槽を構築したいと考えることもよくあると思います。

水草を入れることで自然に近い状態の水景を生み出したり、熱帯魚の魅力を引き立てたり、水槽の中の世界をより魅力的なものにすることが出来ます。

しかし飼育する熱帯魚と水草の組み合わせというのはとても重要ですし、初心者には育成が難しい水草もあります。

 

また熱帯魚自体と相性の悪い水草もあります。

そこで今回は多くの熱帯魚におすすめ出来る水草トップ10のうち、第10位から第6位までを紹介します。

 

 

第10位:パールグラス

 

第10位の熱帯魚におすすめの水草は「パールグラス」。

「パールグラス」は群生させると美しい水草で、二酸化炭素を添加すると気泡がたくさん付くのが特徴的です。

放っておくと水面まで伸びてしまうため適度なカットが必要ですが、飼育難易度は低いため初心者にもお勧め。

 

「パールグラス」は硬い水草ではないため、群生させても熱帯魚が通れなくなるというようなことはほとんどなく、むしろかなりの密度で群生するため小型熱帯魚の隠れ家としては最適です。

大きい熱帯魚から見つかりづらい環境を構築できるため、稚魚の生存率も飛躍的に高まります。

 

第9位:ウォータースプライト

 

第9位の熱帯魚におすすめの水草は「ウォータースプライト」。

「ウォータースプライト」は水草の中では珍しい弱アルカリ性を好む水草です。

弱アルカリ性を好むため熱帯魚の中ではグッピーとの相性が良いです。

 

「ウォータースプライト」は見た目に涼しげがあるためライトなアクアリウムには特におすすめ。

グッピーの尾びれが引っかからないほどの密度での飼育が基本ですので、他の多くの熱帯魚も引っかかったり絡まったりすることなく飼育することが出来ます。

熱帯魚の安全と見た目の涼しさが両立出来ている水草が「ウォータースプライト」です。

 

第8位:アマゾンソード

 

第8位の熱帯魚におすすめの水草は「アマゾンソード」。

「アマゾンソード」は大変大きく育つ水草であり、ほんの少ししか植えなくても水槽内でかなりの存在感を誇ることになります。

飼育難易度が低く、価格も安価、増やすのも簡単なので初心者向きの水草の一つ。

 

「アマゾンソード」と同じ特徴を持つ水草に「アヌビアス・ナナ」という水草が存在します。

しかし「アマゾンソード」と「アヌビアス・ナナ」には明確な違いが存在します。

その一つが成長の方向。

 

「アヌビアス・ナナ」は葉を横に広げていき平たい形になっていくのに対し「アマゾンソード」は葉を上に広げて行き長細い形へと成長していきます。

そのため一枚一枚の葉が近くに存在することになり、葉の隙間を小型熱帯魚が泳いだり、隠れ家として使ったりする姿を見ることできます。

存在感が強いため、使いにくいと思う方も多いでしょうが、上手く使えば魅力的な水草であり、水槽のレイアウトを印象付けたり、熱帯魚が水草で遊ぶ姿を楽しんだりすることが出来る水草です。

 

第7位:アナカリス

 

第7位の熱帯魚におすすめの水草は「アナカリス」。

「アナカリス」は多くの人が水草と言われて思い浮かぶ見た目そのもの。

細く長い水草であり、この「アナカリス」が密集した姿は大変美しいです。

 

特に栄養を与えたりしなくても自然に成長していき、繁殖方法も容易なので簡単に群生させることが出来ます。

「アナカリス」は群生したとしてもそれほど過密になることはなく、小型熱帯魚であれば「アナカリス」一本一本の隙間を通り抜けながら泳ぐことが出来ます。

この隙間を小型熱帯魚は隠れ家として使いますので、熱帯魚との相性は抜群に良いです。

 

見た目が良いうえに、役にも立つ水草が「アナカリス」。

 

第6位:ウィローモス

 

第6位の熱帯魚におすすめの水草は「ウィローモス」。

「ウィローモス」は正式には水草ではなくコケの一種ですが、アクアリウムでは多くの場合水草として扱われているためランクインしました。

 

「ウィローモス」は熱帯魚よりもエビにとって重要な水草であり、エビの餌場や隠れ家として使う場合が多い。

もちろんエビだけでなく熱帯魚にもおすすめ出来る水草で、微生物が発生しやすいため、熱帯魚にとっても美味しい餌を食べられる場所として使えます。

「ウィローモス」石や流木に巻き付け、活着させて使うのが一般的で、石や流木に巻き付けた姿は趣き深く、美しいです。

 

使い方によって様々な姿を楽しむことが出来、使い手の手腕が問われる水草でもあります。

熱帯魚の隠れ家として使うのは難しいかもしれませんが、棘のある石や流木に巻き付けることで熱帯魚の体を守ることが出来るなど、熱帯魚飼育でも有用な水草。

見た目や利用価値の高さから、初心者はもちろん上級者も利用している水草です。

 

以上が熱帯魚におすすめの水草第10位から第6位。

水草はいずれも飼育者の手腕が問われるものが多いです。

 

綺麗に成長させることが出来れば、青々とした緑色を楽しむことが出来ますが、失敗すると枯れてしまいます。

紹介したものは基本的には熱帯魚の生存できる環境であれば育つものばかりですので、一度楽しんでみても良いのではないでしょうか。

続いて、第5位から第1位の水草を紹介します。

 

 

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熱帯魚におすすめな水草の種類ランキング5位~1位

引き続き第5位から第1位の水草を紹介します。

 

第5位:グリーンロタラ

 

第5位の熱帯魚におすすめの水草は「グリーンロタラ」。

「グリーンロタラ」は飼育難易度こそ低いものの、完璧な綺麗な水草に育てようと思うのであればそれなりに難しい水草です。

 

完璧な状態に育て上げると、「グリーンロタラ」一本一本が雪崩れてくるように成長します。

この雪崩の内側を熱帯魚が泳ぐ姿は大変美しいです、また雪崩の影が出来ることで、照明を嫌がる熱帯魚の避難場所ともなり、熱帯魚の隠れ家としての役割も持つことが出来ます。

このように複数の点で熱帯魚飼育においておすすめできるのが「グリーンロタラ」。

 

水草の美しさを楽しむことも、水草と共存する熱帯魚の美しさや面白さを楽しむことも、熱帯魚の生育面においても大きなメリットがあります。

 

第4位:ブリクサショートリーフ

 

第4位の熱帯魚におすすめの水草は「ブリクサショートリーフ」。

「ブリクサショートリーフ」は前景草と呼ばれる水草であり、それほど背が高くならない種類の水草です。

背が高くならないため、熱帯魚の隠れ家にはなりませんし、水草同士の隙間に熱帯魚の餌や糞が溜まってしまい、プロホースでは掃除しにくくなるなどのデメリットも多くあります。

 

それでも「ブリクサショートリーフ」をおすすめするのは、その美しさ、熱帯魚との調和性の高さにあります。

水草の背が低いということはそれだけ熱帯魚自体が引き立つということ。

特にこの「ブリクサショートリーフ」は成長すると草原のような姿になり、その上をネオンテトラやカージナルテトラ、アフリカンランプアイといった熱帯魚が群泳する姿は大変美しいです。

 

この光景を見る為だけでも「ブリクサショートリーフ」を導入する価値があります。

前景草には他にも「キューバパールグラス」や「グロッソスティグマ」などがありますが、草原レイアウトを楽しむのであれば「ブリクサショートリーフ」が最もお勧め。

岩組レイアウトを行い渓流の雰囲気を出したい場合は別の前景草を使うなどすると良いです。

 

多くの熱帯魚と相性が良いですが、地面を漁るコリドラスや複数飼いでは隠れ家が必須のアベニーパファーなどには向きません。

 

第3位:アマゾンフロッグピット


第3位の熱帯魚におすすめの水草は「アマゾンフロッグピット」。

「アマゾンフロッグピット」は浮草の代表格の一種です。

「アマゾンフロッグ」という水草の小型版で、60cmまでの水槽にはこちらの水草がよく合います。

 

「アマゾンフロッグピット」は水質浄化作用が強いため、水質に敏感な熱帯魚におすすめできます。

また根の部分が露出するためその隙間に微生物が発生し、熱帯魚の餌となりますし、熱帯魚の稚魚の餌ともなります。

 

さらにハニードワーフグラミーのように水面に巣を作るタイプの熱帯魚と非常に相性が良く、水流から巣を守ってくれます。

そのうえ水面に浮かぶのが水草ですから、熱帯魚が照明を避けたい時の避難場として利用することも出来ます。

 

このように様々なメリットがあり、様々な熱帯魚と大変相性が良く、飼育も容易、増殖させるのも容易、しかも価格が安価とデメリットが存在しない水草になります。

あえて注意点を挙げるのであれば、増殖速度が速いため適宜間引きする必要があること、根を適宜切らないと水面から低床にまで根を伸ばしてしまうことなどがあります。

第2位:アヌビアス・ナナ


第2位の熱帯魚におすすめの水草は「アヌビアス・ナナ」。

「アヌビアス・ナナ」は水草の代表格ともいえる存在の水草です。

存在感が非常にあるため、ゆったり泳ぐ大きめの熱帯魚と相性が良いです。

 

また「アヌビアス・ナナ」は水草の中では葉が硬い方であるため、水草を食害する熱帯魚とも比較的相性が良いです。

特に相性の良い熱帯魚はベタで、ベタは休憩をする際にこの水草の葉の上に留まることがあり、その姿はとても愛らしい。

大きく育った「アヌビアス・ナナ」の葉の下は稚魚たちの隠れ家ともなりますので、水槽で繁殖する熱帯魚を育てている場合にも、葉の下に集まる稚魚たちを観察することが出来るでしょう。

 

このように主に稚魚や大きめの熱帯魚と相性が良く、存在感の強い水草が「アヌビアス・ナナ」です。

 

第1位:マツモ

 

 

第1位の熱帯魚におすすめの水草は「マツモ」。

「マツモ」は水質浄化作用が水草の中で群を抜いて高いです。

水中に植えると熱帯魚の隠れ家となりますし、水面に浮かせておいても枯れることなく成長していき浮草の代わりとなります。

 

そして植えても浮かべても水質を強力に浄化してくれます。

水質を浄化してくれると熱帯魚やその稚魚の生存率が上がりますので、熱帯魚との相性という面から見ればこの水草を超える水草は存在しないのではないでしょうか。

それほど強力な効果を持つ水草と言うことです。

 

 

以上が熱帯魚におすすめの水草第5位から第1位でした。

水草をうまく利用し、アクアリウム生活を楽しんでください。

水草は活用次第で、水景を良くし、熱帯魚にとっても住みやすい世界を構築してくれます。

 
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