猫は車でおしっこを漏らしてしまうことも多々ありますが、犬だと・・・?
実際にウチのミニチュアダックスフンドにトイレの躾を教えた方法や、車の長距離移動中にトイレに行きたくなった際に送ってくる合図を紹介。
粗相をしないという信頼があれば、長距離移動だって一緒に出来てしまうんです。
私は都内に住む30歳会社員です。
都内郊外にある実家には11歳になったミニチュアダックスフンド(ブラックアンドタン)がいて、ずっと一緒に生活をしてきました。
産まれて2週間後に隣の家から譲り受けた7匹兄弟の1番上で、とにかく元気な男の子でした。
私の好きなスポーツ選手であるサッカーの中山雅史さんから取って、名前を「ゴン」と名付けました。
ミニチュアダックスフンド|トイレなどの躾の仕方
産まれた直後に家に来てからは最初はとにかく躾が大変でした。
部屋の中でオシッコやウンチをしてしまったこともあるし、家のコードやテーブルの足をかじったりして大変でした。
しかし、オシッコやウンチに関しては失敗してしまったその時に臭いを嗅がせ、それを拭き取った紙を臭いがまだ付いている状態でゴンのトイレまで持っていき、最後臭いを嗅がせることを根気よく繰り返していきました。
それを繰り返す内に自分のトイレで用を足せるようになっていったのですが、その度にお菓子もあげたりしてものすごく褒めました。
するとゴンも毎回自分のトイレで用を足すようになっていきました。
また、コードや机の足を噛んだり、時には人を噛む時もありましたが、噛んだその瞬間にゴンの耳を噛み、噛んではいけないことを教えていきました。
また、お手やおかわりなどの芸も小さい頃から根気よく教えていきました。
ゴンの前に手を出し手首を回すことで横になるという「ゴロン」という芸も出来るようになりました。
毎日毎日根気よく躾をしていった甲斐もあり、半年の間で8割方は良くなり、1歳の誕生日を迎える頃は全く問題なくお留守番が出来るようになりました。
車に乗れるミニチュアダックスフンド
また、時間があるときは一緒に遊ぶのですが、自分だけでも問題なく遊べるように色々なおもちゃも買ってあげました。
ボールや縄の付いたぬいぐるみなどが多かったのですが、噛むと音が鳴るおもちゃが好きだったようです。
飼い主もどこかに買い物に行くたびに「これは喜ぶかな」「これ好きそうだな」とゴンのお土産をいつも買うようになり、気づけばゴンのおもちゃは箱一杯になりました。
そして、その日の自分の気分に合わせて箱に頭を突っ込みおもちゃを引っ張り出して遊んでいました。
ゴンとは色々な場所に遊びに行きました。
小さい頃に近所の公園で大型犬に吠えられてからはなかなかお散歩が好きになれなかったのですが、いつもとは違う場所だと喜んで走り回りました。
ウチの子は車に乗るのが大好きです。
そのため飼い主の雰囲気を察して車の鍵を持つといつも玄関で尻尾を振って待っているのです。
ドアを開けると車に飛び乗ります。
車内を汚すと怒られるのも分かっているので自らオシッコを済ませてから乗ります。
そのため、長距離移動も出来るようになりました。
オシッコがしたいとき、ウンチがしたいときは飼い主の顔を舐めて知らせてくるので一緒に旅行をするのも何も問題は有りませんでした。
両親の実家が長野だったということもあり、父・母・姉・私・ゴンと一緒に来るまで5時間の時間をかけながら里帰りをしたことも何度もあります。
車の中では窓から顔を出したり、おもちゃで遊んだり、足下で丸まって眠ったりして、長野に着くと都会ではあまりないような綺麗な草原を思う存分走り回って一緒にはしゃぎました。
かつて大型犬に吠えられた家の近くのいつものお散歩コースとは違う場所だったので喜んで走り回りました。
私も一緒に走り、ボールを追いかけ、クタクタになるまで思いっきり遊びました。
ゴンと一緒に行った場所の中でも特に思い出深い場所が長野です。
ゴンには学んだことがたくさんあります。
家族が仕事に行くときには玄関まで見送り、そして帰ってきたときには玄関までお出迎えに来てくれます。
そして、体調が悪くて寝込んでいるときには手足や顔を舐めて元気づけてくれます。
イタズラをして怒られたときには、隅っこでおとなしく反省するのですが、少し経つとまた「遊んで!」と近くに寄ってきます。
その忠実なところと純粋なところ、そして、家族を大切にしてくれるところを見て、私自身も色々考えさせられ、学ばされました。
ゴンには毎日ありがとうの気持ちで一杯です。
そういった意味で「言葉を話さない動物と一緒に生活をすることで、感じられることや学べることなどメリットがたくさんあると思いました。
確かに、ペットのご飯代、おもちゃ代、病気になったときには保険がきかない治療費などお金がかかるデメリットなどもたくさんありますが、それ以上に得られることの方が圧倒的に多いと私は思います。
そんなゴンも11歳になり、黒くて艶があった体毛に少しずつ白髪が交じってきました。
ヘルニアにもなり、なかなか以前のように飛び跳ねて一緒に遊ぶ事が出来なくはなりましたが、実家に帰って会う度にたくさん撫でて愛情を伝えています。
行きつけの動物病院の先生からも「歳の割には元気で健康です」と言われています。
少しでも長生きしてもらえるように食事や運動には一層気をつけていますが、これからも一緒に楽しい思い出を作っていきたいです。