私は都内に住む30代会社員で、1人暮らしをしています。

そして、私はとある動物を飼っています。

それは「ミドリガメ」。

犬や猫などの大きな動物と違い、非常に小さな動物で散歩もいらなければ月々の食費もかからないので日中は仕事に行って家を不在にしている私でも飼いやすい動物です。

 

 
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ミドリガメを飼おうと思ったのは「誰もいない家に話し相手が欲しかった」ということと、「昔実家で飼っていて可愛かったから」ということからです。

 

近くのペットショップで買ってきたミドリガメ1匹が家に来て早3年経つのですが、最初の頃に比べたらふた回りぐらい大きくなったと思います。

今では直径10センチメートル弱くらいの「コメ蔵」という名前のミドリガメですが、毎日私を癒してくれています。

ゆっくりと石の上にあがり目を半開きにして気持ち良さそうな表情で日光浴をしている姿や、小さな手や足をバタバタさせて泳いでいる姿、そして一瞬引っ込めた後に首をニョキッと長く伸ばしてパクっと餌を食べるその仕草が可愛くて可愛くて仕方ありません。

仕事から帰るとその姿に心が癒されて「また明日も頑張ろう」と思えるし、休みの日にはじっくり何時間も眺めていることもあります。

 

そしてこれだけ長く一緒に過ごすとコメ蔵の要求もわかるようになってきました。

それはお腹がすいた時なのですが、首を伸ばして斜め上に背伸びをするような体制をとったときは何かを食べたい時、というのが観察しているとわかるようになりました。

 

犬や猫と生活していくと会話ができるようになるとよく聞きますが、私は実体験から「カメも同じだな」と思いました。

苔が生えてきたり、水が汚れたりした時には水槽を綺麗に洗ってあげるのですが、たまにペットショップから買ってきた海草を足したり、珊瑚の形がした石などを水槽に足したりします。

するとコメ蔵も新しい石の上に積極的に登ったりしているので、それを見るとどことなく「嬉しいのかな」と感じてしまいます。

犬や猫などと同じように、カメにも感情はあると思うし、それが見てとれる時だと思います。

 

 

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この3年コメ蔵と過ごしてきて想い出がたくさんできました。

私は山梨県の田舎の方の出身なのですが、実家に帰る時には1週間単位と少し長めに帰省します。

その間コメ蔵を留守番させるわけにはいきませんが、ペットホテルのようなところでカメを預かってくれる、というサービスはなかなかありませんし、何より私自身の気持ちが寂しいということもあり毎回一緒に連れて帰ります。

 

 

実家には直径2メートルほどの池があり、そこには金魚が数匹泳いでいますので私が実家に泊まっている最中にはコメ蔵をその池に放し、普段の狭い水槽とは比べものにならないぐらいの広い空間で伸び伸び泳がせます。

コメ蔵もスイスイと気持ち良さそうに泳いでいます。

私はコメ蔵の写真を撮っては綺麗に保存しているのですが、田舎でのそんなコメ蔵の姿を写真に収めたり、絵に描いたりしていると、「大自然をバックに写るコメ蔵」というのがとても迫力があってカッコよく見えます。

その写真を見返すたびに山梨の実家への帰省をコメ蔵と一緒にしたその想い出が蘇ってきます。

 

私も最初はそこまで真剣に飼っているわけではなかったのですが、毎月毎月大きくなっていくコメ蔵を見ていて、次第に愛着が湧いてきました。

そして「カメだから」という考えなのではなく、犬や猫などのほかの動物と何一つ変わらない愛情を持って飼っていくようになりました。

山梨の実家で伸び伸び泳がせてあげたり、自然をバックに記録に残したてきたのもそういった愛着があったからだと思います。

毎日仕事から帰った後に餌やりをしたり、寝る前に「おやすみ」と声をかけたりするように次第に生活の一部になり、家族になっていきました。

 

特に仕事をしていてなかなか世話がしっかりできないけど動物が好き、という人にはカメはおススメです。

犬などと違い散歩は必要ないですし、食費や治療費もさほど生活の支障をきたすほどにはなりません。

それであって心を癒してくれるという意味では「社会人の心を癒してくれる動物」というのが良いところです。

 

一方、犬や猫と違い鳴き声を出しません。

また、病気になってもフンや日々の様子からそれを察知することが難しいというのがデメリット。

病気に気づくのが遅ければ、下手したら寿命を縮めてしまうということすらあります。

犬や猫の場合は鳴き声や食事の量、日々の生活の様子などが目で見てはっきりわかるところに比べるとカメは病気になっても正常な時と何一つ変わらないというのがカメと生活していく上での大きなデメリットです。

しかし私自身はミドリガメのコメ蔵と一緒に生活をしていて観察力がついたり、変化に敏感になったり、愛情が注げたりとポジティブな要素の方がはるかに多いです。

「多忙」というのがはっきりとわかるサラリーマンが生活や心持ちを変える必須の動物だと個人的には思います。

 
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