鳴いたり吠えたりすることがなく、大人しくて非常に長寿であることからカメの飼育をする方も増えてきています。
ペット不可のマンション等でも、オーナーの方に相談することによって飼育が可能になる場合もあります。
きちんと世話をしてあげれば、臭いも抑えられます。
あまり人に懐かないイメージもありますが、中には非常に人懐っこく、スキンシップが好きな子もいますし、飼い主の後をついて回るような子もいるのです。
最近はペットショップや爬虫類専門店等でも様々な種類のカメが販売されるようになってきました。
外来種も多く取り扱われていますが、逃したり捨てたりすると生態系を破壊してしまうこともありますので、最後までしっかり面倒を見るようにして下さい。
カメには水棲、陸棲などがありますが、その中でも飼育しやすいカメをランキング形式で紹介していきましょう。
目次
飼いやすいカメランキング ベスト5
第5位 ギリシャリクガメ
ギリシャリクガメは陸棲のカメで、体長は20~30㎝ほどまで成長します。
ペットショップでは取り扱われていないこともありますが、爬虫類専門店であれば10000~15000円ほどで購入することが可能です。ある程度成長したものであれば20000~30000円程になります。
寿命は30~50年と非常に長く、まさに一生を共にするペットと言えるでしょう。懐きやすく、自分の名前も覚えることもあります。
大人しいので初心者の方でもかんたんに飼育することが出来ます。
ギリシャリクガメは草食ですので、葉物野菜や野草などはもちろん、ニンジンやかぼちゃなども好んでよく食べます。
果物も好きですが、肥満の原因にもなりますので、控えめに与えるようにしましょう。
紫外線を浴びることで体内のビタミンD3を合成するため、定期的に日光浴をさせたり、室内では紫外線ライトをつけてあげてくださいね。
第4位 クサガメ(ゼニガメ)
ゼニガメという名前でよく知られているクサガメはペットショップ等でもよく取り扱われていますし、昔は露店などでも売られていたため日本人にとって非常に馴染みの深い種類のカメです。
1000円ほどで購入できるのも魅力の一つと言えるでしょう。
約30㎝程度まで大きくなりますので、やや大きめの水槽を用意してあげましょう。
小さい内は病気になりやすいので注意が必要です。
甲羅干しをすることでビタミンを生成したり、細菌等から守ったりすることが出来ますので、必ず水槽の中に陸地を作り定期的に日光浴をさせてあげるといいでしょう。
キレイな水を好みますので、こまめに水を入れ替えるようにしましょう。餌はなんでもよく食べますので、カメ専用の餌を与えれば大丈夫です。
人にもなつきやすいので、餌を与えていればその内飼い主と認識して寄ってくるようになることもありますよ。
第3位 ヘルマンリクガメ(ヒガシヘルマンリクガメ)
ヘルマンリクガメはリクガメの中でも小型の部類で、成長しても20㎝ほどにしかなりません。
その為初めてカメを飼うという方にもおすすめです。
ペットショップでも取り扱われていることがあり、およそ1~3万円ほどで販売されています。
のんびりとした性格で、人にもよく懐きます。
日本の気候に近いフランスやギリシャから来ているため、日本の気候にも慣れやすいのですが、小さい内は日本の湿度で体調を崩してしまうこともありますので、出来るだけ通気性の良い所で育ててあげて下さいね。
寿命は30~50年と、カメの中でもやや長めです。
草食性ですので葉物野菜や野草などを与えるようにして下さい。
栄養価の高い市販のカメ用餌を与えすぎると、甲羅が凸凹になったり内臓の成長に甲羅の成長が間に合わず死亡してしまうこともあるので注意が必要です。
ビタミンを生成させるため、定期的に日光浴させたり、紫外線ライトを併用するようにしてくださいね。
第2位 キバラガメ
キバラガメは国内でも多く流通していて手に入れやすい上に1匹あたり500円程度で購入することが出来ます。
大きくなると約30㎝ほどになりますが、メスの方がやや大きめになりがちです。
性格は温厚でのんびりしていますので、非常に飼育しやすい種類のカメです。
人にもよく懐き、スキンシップもとりやすいので初めての方にもおすすめです。
雑食性で、小さい内はカエルや貝などをよく食べる肉食を好む傾向にあります。乾燥エビやアカムシなどを与えてあげて下さい。
大きくなるにつれ徐々に草食を好むようになっていきますので、水草や葉物野菜、野草などを与えるといいでしょう。
キバラガメは寒さに弱いので、水温は20度以上を保つようにしてあげてくださいね。
日光浴も好みますので、水棲ですが水槽内には陸地をつくってあげるようにしましょう。
定期的な日光浴や、紫外線ライトも必要です。
第1位 ミシシッピニオイガメ
ミシシッピニオイガメはカメの中でも非常に小型の種で、大人になっても12㎝ほどにしかなりません。
その為、マンションなどでも十分な飼育スペースを確保することが出来ます。
穏やかで温厚な性格をしており、凶暴性も殆どありません。人にも慣れやすいので非常に飼いやすいカメと言えるでしょう。
動きもゆっくりとしていますので、他の魚との混泳も可能です。熱帯魚を飼育していてスネールなどが増えてしまった時は、それを餌として食べてくれる頼もしいペットです。
小さい内は時折日光浴をさせてあげる必要がありますが、生体になれば日光浴も必要ありません。
元々北米出身のカメですので、寒さにも強く、飼育下でも冬眠することがあります。
その為、冬眠中は殆どケアをする必要がないのも人気の理由の一つと言えるでしょう。
以上が飼いやすいカメベスト5。
カメを飼おうと思っている方は是非とも参考にしてみて下さい。