ペットは命。

それはどんな物を買おうが、どんなゲームをやろうが引き換えにできない経験をもたらします。

とりわけ多感な子供の時期にこそ、ペットと触れ合うことによってたくさんのメリットが蓄えられます。

今回は、子供のころにたくさんの動物と触れ合って得られた良かったことをまとめて紹介していきたいと思います。

 

 
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核家族化の現在とペットとの関わり

子供を育てていく過程で、多くの親たちは、人との関わり合いの中でうまくやっていけるだろうかとか、思いやりのある優しい子に育ってくれるだろうかとか悩む時があると思います。

兄弟や大家族の中で育っている子は、自然と他者との関わりの中で、思いやりの気持ち、思い通りにならない時の悔しく悲しい気持ち等、学んでいける機会もあるでしょうが、核家族化が当たり前となっている現在では、子育てもより難しいでしょう。

まして1人っ子となると余計に心配になります。

 

まさにわたし自身がそうでした。

そんな中で、ペットを飼いたいなという思いはいつも持っていました。

 

我が家に初めて迎えたペットはセキセイインコでした。子供が小学生の時。

親元でペットは多く飼っていたのですが、自立してから自分自身が飼うのは初めてでした。

忘れていることや知らないことも多くあり、試行錯誤でした。

 

たぶん、今ほどネットの動画サイトも盛んでなく、本などを読み、実家で飼っていた時の記憶をたどってのつたない飼い主でした。

インコは大好きだったので、愛情だけはたっぷり注いであげることができたと思っています。

世話はほとんどわたし1人でしていましたが、とても懐いていたので、よく放鳥し、子供とも仲良く遊んでいました。

インコ1羽と言えど、間違いなく4人目の家族同然に。

 

今思い返してみても、懐かしく、いい時間でした。

病気になってしまい、3年という短い時間しか一緒にいられなかったけれど、その死がもたらした悲しみは、子供にとってもわたしにとっても大変深いものでした。

子供が小学生になってからだし、ケージにいることも多かったインコの存在が、子供の心にどれほどの影響を与えたのかは、正直よくわかりません。

 

でも、インコと過ごした楽しかった記憶や思い出は、間違いなく心の中にあるはずです。

便利にはなったけれど、その分、人との関わりが希薄になっている今、子供の成長過程で、ペットたちが果たす役割は、もしかしたらその子の一生を左右するほど大きなものになるのかもしれません。

 

 

動物とふれあえる環境

親が動物好きであれば、子供も動物好きになることが多いですね。

遺伝もあるのかもしれませんが、きっとそれ以上に環境が大きいのでしょう。

 

わたしが子供の頃は、一般的な普通の家庭でしたが、常にペットがいました。

たぶん、わたしの親も、子供であるわたしに、動物とふれあえる環境を作ってくれていたのだと思います。おかげでわたしは大の動物好きです。

 

ただ、昔と今とでは、ペットを飼育できる環境も随分変わったと思います。

何というか、昔は割と気安くペットを飼える環境だったといいますか、自宅に迷いこんだ猫まで一時買っていた時は、犬、猫、うさぎ、インコ・・と小動物園のようでした。

 

でも今、住まい方にもよるかもしれませんが、なかなか多種類の動物を飼育できる環境は厳しいと思います。

我が家のようなマンション住まいはなおさら飼育できる動物に制限があります。

環境のせいばかりにしてしまってもいけませんが、わたしが、自分の子供に、わたしの親がわたしに与えてくれたような環境は、与えたやれていません。

動物好きの連鎖が、わたしで途絶えてしまうしまうような気がして、申し訳ない気持ちになります。

 

インコの飼育経験を通して思ったことですが、ひとつの生き物を大切に育てていると、その死の悲しみが大きすぎて、次、次といけなくなるのです。

その点、子供とわたしの気持ちは似ているのかもしれません。

わたしが子供の時は、飼っていた犬の出産に立ち会った経験もありました。

寿命で亡くなった時は悲しかったけれど、また次のペットを迎えました。

数多くの生き死にを経験することで、心に耐性ができたのかもしれません。

 

そういうものだ、という言い方はよくないかもしれませんが、現在は、命あるものと関わる機会が昔よりも少なく、それゆえその命を失う悲しみも以前より大きく感じるようになったというか・・。

きっと、生活スタイルの変化とともに、ペットの役割もより濃密に、人間に近い存在になっているのかもしれません。

人間にとってもペットにとっても、それがよいことであるように願いたいです。

 

 

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ペットとのふれあいで得られるもの

小さな頃からペットがいる環境下で育つことは、情操教育の面でよい影響を与えることが多いようです。

ペットの世話をすることで、ペットとの信頼関係が築けます。

頼られる喜びを感じ、世話をしてあげたい、幸せでいてほしい、という無条件の愛情が身についていきます。

 

小さな頃から身についたこういった感情は、子供が成長していく過程で、他人を思いやることができる尊い感情につながっていくことと思います。

また、ペットは、大人になっていく段階で様々なストレスを感じた時に、きっと支えにもなってくれるでしょう。

 

そして、ペットの死に立ち会い、死を実感することで、命について考え、命の大切さを知る機会を得ることができます。

ゲームのようにボタンひとつでリセットできない現実に直面することで、言葉ではうまく説明できない命に対しての責任感、尊さを学び、さらには生きる力を育んでくれるでしょう。

 

 

まとめ

子供の頃から動物とふれあえる環境は、子供に情操教育の面でいい影響を与えることが多く、多くの親たちが子供と動物のふれあいを歓迎していると思います。

少子化や核家族化にともない、ペットとの関わりが昔より深い家族同然の存在になってきていることは、人間とペットが良好な関係にある時は良いですが、

もし、そうでなくなった場合、回りの誰かを傷つけたり、ペットに悲しい思いをさせることになってしまうこともあるでしょう。

 

例えば、飼ってしばらくすると思った以上に大変だったり、人間の環境が変わってしまったりで、ペットに愛情を注げなくなったらそれを見た子供たちは悲しむでしょうし、そこから命の尊さは学べません。

彼らが大人になった時にまた同じことを繰り返してしまうかもしれません。

人間の都合でペットを犠牲にするようなことがないよう、ペットを受け入れる時には最後までひとつの命を引き受ける覚悟がないといけません。

 

その覚悟をもって、初めて、子供が動物とふれあえるすばらしい環境を与えてあげられるのだと思います。

次に続く世代にも、その次にも、ずっと動物と幸せに共存していける社会であることを願いたいです。

 
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