カメは冬眠して当たり前・・・。

そのような安易な考えの元、飼育をしたら大変な結果を招くかもしれません・・・そう、死。

冬に冬眠をしてそのまま目覚めないケースもあるため、あまり安易に考えず、自然環境を意識した「冬眠のさせ方」が必要。

ポイントを押さえてカメをしっかり冬眠させましょう。

 

 
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ミドリガメことミシシッピアカミミガメは変温動物なので周りの環境の温度の影響を受けやすく、体温が下がるとやがて冬眠します。

日本の川で野生化しているミドリガメたちにとっても冬眠にリスクはありますが、ペットとして飼育されているミドリガメにとってはよりリスクの高い行為とも言えます。

川や池のように水の流れも無く、大きさや深さの限られた水槽の中での冬眠になることが多いからです。

 

冬眠はミドリガメの飼育の中ではめずらしく、デリケートでリスクの高い作業。

もちろん冬眠させずにヒーターでの保温飼育をされている飼い主さんもおられます。

冬眠させる場合はリスクもあることをよく理解した上で、冬眠にチャレンジしてみてください。

 

 

ミドリガメ冬眠の判断基準

まず、自分の飼っているミドリガメ冬眠できる状態なのか判断することが必要。

 

判断基準は

  • 夏場にしっかりエサを食べて過ごせていた
  • 元気いっぱいの体力自慢の若い大人の亀

であること。

 

生後3年程度の子亀と高齢の亀の他、体力に不安のある亀は冬眠させず、ヒーターで保温してそのまま春を迎えるようにしてください。

冬眠可能な体力の持ち主かどうかは日々のお世話で観察して判断するほかありません。

元気いっぱいの亀でもちょっとした事故や病気で失敗するのがミドリガメの冬眠。

 

冬眠の失敗は死に直結することが多いので飼い主として細心の注意が必要です。

 

 

ミドリガメ冬眠…エサは注意

体力のある亀を保温せずに飼育していると、気温にもよりますが10月前後に食欲が落ちはじめます。

普段のようにエサを食べなくても心配しなくて大丈夫。

亀に任せておけばエサを食べる量が自然と減り、与えすぎると食べ残し、フンの量も減っていくはずです。

飼い主も亀の様子と気温の変化に気を付けながら、徐々にエサの量や回数を減らしていきます。

 

この時、エサをやり続けると冬眠をはじめる頃になっても体内に未消化のエサが残ったままになってしまいます。

エサが残った状態で冬眠に入るのは、体内の内容物が腐敗してしまい大変危険。

命に関わることなので、かわいそうな気がしても亀のペースに合わせて絶食していきましょう。

 

野生のミドリガメは気温が下がると川底の落ち葉や泥の中などで冬眠しています。

水流の穏やかな水温の変化の少ない環境を選んでいるようです。

 

ペットのミドリガメの冬眠の方法はと言うと、飼い主によって意見の分かれるところ。

大きく2つに土・水ゴケの中で冬眠させる方法とそのまま水中で冬眠させる方法に分かれます。

その2つの方法の中で飼い主がより安全に配慮し、工夫しての冬眠となります。

 

土・水ゴケの中での冬眠は凍結の心配など、飼い主の慣れや経験も必要な方法。

今回はより簡単でチャレンジさせやすい水中での冬眠方法をご紹介します。

 

 

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ミドリガメ冬眠のやり方

自然環境に近い状態にさせるのが一番安全だと考えると水流の再現は難しいので、他を自然環境に近づけていきます。

 

まずは水深は水流が無い分、凍結防止のため普段よりかなり深くします。

川底の落ち葉や泥の再現は水槽の底に、落ち葉や水ゴケなどを入れることで近づけます。

落ち葉を使う場合は2ヶ月程度水に漬けてアク抜きした物を使用してください。

 

暖冬などで気温が高い日が続けば、寝ぼけてひなたぼっこをすることもあるので足場も忘れずに

水槽内は普段の生活環境に近いレイアウトで水深を深く、水底に落ち葉などを沈めるイメージ。

ミドリガメの足場として保温効果の期待できるレンガを入れておくのもおすすめです。

 

この状態の水槽が用意できたら、気温変化の少ない場所に移動させれば準備は万端。

野外でしたら雪除けにすだれ等で水槽に蓋をすれば凍結防止にもつながります。

水槽に蓋をする場合は密封せず、必ず空気穴などで空気の流れを確保してください。

また、お住まいの地域によっては、寒さ対策に工夫が必要な地域もあるかと思いますのでご注意ください。

 

遅くても11月中には自然と動きが鈍くなり水底で冬眠をはじめます。

心配ではありますが、冬眠をはじめたらあまり刺激を与えないように静かに見守ります。

 

冬眠中もたまに手足を動かすので、動いているのを観察して生存確認をすると飼い主としては少し安心できます。

様子がおかしいと感じられたり、途中で起きてしまったら、冬眠を中断してヒーターを使った保温飼育に切り替える場合もあります。

冬場も乾燥するので水槽の水量にも注意し、減っていたらそっと補充します。

この時に間違っても温水は使わず、水槽内の水温と同じ冷たい水にして低い水温を保つのがポイント。

 

暑い季節は水換えなどで大忙しでしたが、冬場は少し寂しく少し退屈かもしれません。

春の目覚めを無事迎えられることを祈りつつ、そっと見守り続けます。

 

春が来て水温が上がり、日光を浴びたりしていると勝手に少しずつ動きはじめます。

飼い主が特に起こす必要は無く、飼い主は亀の様子を見ながらエサを与えるだけです。

 

「絶対安全にできる!ミドリガメの水中での冬眠マニュアル」みたいなものが存在すればよいのですがありません。

これは私が6年ミドリガメを飼っている間に得た経験と情報をまとめただけです。

 

まとめただけで実際に我が家のミドリガメの冬眠方法は毎年変化しています。

年々シンプルになったと言えば聞こえは良いですが雑になっています。

 

我が家の2匹のミドリガメは2年目までヒーターでの保温飼育、3年目から冬眠させています。

はじめは心配で心配で仕方なかった冬眠も今年で4回目。

今では甲羅の長さが20cmを超える元気盛りの若者の体力を信じて、いつも住んでいるベランダにいつもの水深40cmの水槽のまま自然に任せて冬眠してもらっています。

落ち葉を用意したのもはじめの1回、あとはいつも入れてるレンガがそのまま入っていたりいなかったり。

 

朝、氷が張っているのを見つけて慌てて叩き割って取り除いてやれば、水底で何事かとこちらを見上げています。

雪が降ればビニールシートを張って様子をみます。

暖冬で目覚めて甲羅干ししていてもいつの間にか再び冬眠しています。

 

年を重ねるごとに亀任せのいい加減な飼い主になっていますが、それでも春には元気に泳ぎはじめます。

実は亀が若いうちは亀に任せて、飼い主は神経質になりすぎず亀のサポート役くらいの気持ちで良いのかもしれませんね。

 
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