ジャンガリアン・ハムスターって、手に乗るほど小さくて、目もキラキラしていて、かわいいですよね。
私もあのかわいさに負けてしまい、これまでたくさんのジャンガリアンを飼ってきました。
何匹も飼ってはじめて分かった事なのですが、ハムスターたちはそれぞれ性格や個性があって、やっぱり物ではなくて生き物なのだなあと感じます。
でも、どの子にも共通している事は、すごく素直で単純で、おっちょこちょいな事。
今回は、ハムスターを飼ってきて可愛かった瞬間ベスト3をお伝えしようと思います。
ハムスターが可愛い瞬間ランキング
第3位:覗き見
ジャンガリアン・ハムスターには、人懐っこい子もいれば、警戒心の強い子もいました。
この時飼っていた子は、内弁慶な子でした。私に対しては「腹へった」とケージをガジガジかじって音をたててエサの催促をしたり、
遊び疲れて巣に帰りたくなると私の手に乗ってきて「もう帰る」と甘噛みしたりと、とにかく自己主張が強いです。
帰るコールを無視していると必ず4回目に本気で噛んできたのですが、これなんて立派な会話でした。
最初はわざと緩く噛んでくれているのですから。
ところがこの子、お客さんが来ると急に人見知りになります。
普段は傍若無人で俺様なのですが、お客さんの手に乗せてあげようとしたら、急に逃げ回って絶対に自分の体に触らせませんでした。
そして最後に、私のセーターの中に逃げ込んだのです。
仕方ないのでハムスターを服の中に入れたまま、お客さんと話していました。
そして、しばらく経つと…「あれ?ハムスター君こっち見てるよ」
ハムスター君、私の胸元からこっそり顔だけ出して、お客さんの様子をうかがっていたのです。
そして、私の方を見上げました。
その仕草が「ねえ、この人大丈夫?」と言っているようで、かわいすぎました。
あまりのかわいさにお客さんが近づいてくると、また私の服の中に逃げ込んでしまいました。
そしてまたしばらく経ち、忘れた頃に…「あれ?また覗いてるよ」。
今度は、私の腕のそでから顔だけ出して、様子をうかがっているのでした。
お客さんには悪いのですが、私にだけ懐いて他の人には心を開かないのが、なんだか愛されているような気分になってとてもかわいかったです。
第2位:ソファがもこもこ動く
ハムスターはストレスに弱いため、構いすぎるとそれがストレスになっているのが分かります。
一方で、彼らはもともと砂漠の生き物であんなに小さいのに1日でものすごい距離を走る習性があり、運動不足も良くないらしいです。
そういうわけで、私はエサを与える時にケージから彼らを外に出し、食事のあともしばらく運動させてあげる事にしていました。
床に放つと色んな所にもぐりこんでしまうので、一時期はソファの上に放つ事が多かったです。
ある時、ハムスター君がソファの上からいなくなってしまいました。
ソファから降りてどこかに隠れたのかなと思い、さがしたのですが見つかりません。
どうしても見つからず、あきらめてソファに戻ってくるとソファの背もたれがモコモコと動いています。
ん?もしかしてソファの中に入っているのかと思い、背もたれ部分をめくってみると…ハムスター君、くつろいでいました。
その時のハムスター君の「あ、見つかった」みたいな顔のかわいい事といったら…。
私はソファにこんな部分がある事を知らなかったので、ちょっと驚きました。
さらに、空白部分にひまわりの種がけっこう貯蔵してありました。どうやら彼はここを別荘にしていたようでした。
第1位:手をジタバタさせてうしろに転がった
これは、最初に飼ったジャンガリアン君がやった、おっちょこちょいな瞬間です。
あまりのかわいさに、悶絶しそうになってしまいました。
この時の私は、ソファではなくベッドの上でハムスターを自由に遊ばせていました。
ハムスターはベッドの上を行ったり来たりと走り回ったり、私の上によじ登ってきたりして、とてもかわいいです。
しばらく遊んだハムスターは、マットレスの端に座りなにやらごそごそしはじめました。
ハムスターは食べきれなかったエサの一部をほっぺたの中に詰め込んで、巣に持ち込んだり隠れ家に隠したりして保存しておく習性があります。
たまに、自分がほっぺたの中にエサをしまったのを忘れて、ずっと顔が横にビロンと長くなったままの子もいたりして。
この時の彼は、ほお袋の中からひまわりの種を一粒出しました。
そして、手でひまわりの種をクルクルと回し、歯で器用に殻を開け始めました。
その時・・・。
マットレスが柔らかいので、ハムスター君の重心がうしろにかかり、ベッドのうしろに落ちそうになったのです。
彼は両手をジタバタさせてバランスを取り戻そうとしました。
アニメの人が走るシーンで、足を車輪のようにグルグルと回転させる描写って、あるじゃないですか。
あれそのものでした。
ハムスター君はかなり頑張って、3秒ぐらい持ち堪えました。
でも最後には耐えきれず、うしろにひっくり返りながらベッドの下に落ちていきました。
もう10年以上前の事なのですが、この仕草がかわいすぎて、いまだに思い出してはクスクスと笑ってしまいます。
彼のかわいさはこれだけでは終わりませんでした。
ベッドといってもそれほど高いわけではなく、彼が落ちていったのは壁とベッドの間のわずかな隙間でした。
私は、彼を助けようとその隙間を覗こうと思ったんですが、何やらごそごそと音がします。
そしてしばらく後、ハムスター君はベッドをよじ登ってきて、顔だけ出してバツが悪そうに僕の方をじっと見たのです。
この時の彼の顔も可愛すぎて忘れられません。
ハムスターの可愛かった瞬間は、すぐに思い出せるだけでも、まだまだいっぱいあります。
ジャンガリアンは飼いやすいですし、人にもすぐに懐きます。
癒されること間違いなしですので、興味がある人はぜひ飼ってあげてください。