ハムスターと一緒の生活を送っている皆さん。
もしくはこれからハムスターを飼おうかと考えている皆さん。
ハムスターは人間になつくのか、一緒に考えていきたいと思います。
ハムスターはなつく?
ハムスターは単独行動、群れをなさない。
多頭飼いは激しい喧嘩をするなど、ハムスターは孤独が好きな印象があります。
それなら、誰にも興味を示さないのでは・・・飼い主にも興味を示さないのでは・・・と不安になります。
実際に飼ってみて、飼い主には反応を見せないハムスターもいると思います。
しかし、ハムスターは知能が高い賢い動物。
環境に慣れていくにつれて、飼い主を認識して、反応することができる能力があります。
ただ、飼い主を認識するまでは時間を要すると思います。
ペットショップ等から新しい家に来て、はじめてのケージの中で戸惑いがあります。
はじめての匂い、音、雰囲気、全てを受け入れるまでは、そして新しい環境に慣れるまでは不安でたまらないと思います。
その不安な気持ちを察しながら、ハムスターの様子をゆっくりと見ながら接して下さい。
ハムスターが飼い主が餌をくれる存在だと認識することがきっかけで、飼い主を意識することもあります。
ハムスターは耳がよいので、飼い主の声、足音なども敏感に感じ取る能力もあります。
餌をくれる存在、危害を加えない安全な存在、優しく声をかけてくれる存在、名前を呼んでくれる存在。
ハムスターにとって、飼い主の日々の行動の積み重ねが、ハムスターにとっての安心材料になると思います。
信頼は1日にしてならず。
まさに、ハムスターと飼い主との関係もゆっくりと焦らず一歩一歩です。
慣れてくると、飼い主が帰宅すると喜んでいるかのような反応をします。
ケージのそばに来て、とにかく動き続けて、ここにいるよとアピールしてきます。
飼い主がハムスターに話しかけてハムスターが反応があると、飼い主に対して興味があるということ。
ハムスターが飼い主のことを認識していると感じます。
ハムスターがなつくかどうかは、日々の生活の中での安心できる環境を提供できているかにも関係してきます。
もしケージの中が外界の明るさや音などハムスターにとって不快な刺激があると、ただただストレスになってしまうでしょう。
そのようなのケージの中ではストレスから、飼い主の声に反応したり喜んだりする余裕は生まれないと思います。
ストレスから健康状態にも影響が表れてしまいます。
ハムスターに愛情を注ぐと、きっとハムスターが応えてくれるはず。
結果・・・個人的な見解ですが、ハムスターは人間になつく動物だと思います。
ハムスターが噛むのは理由がある
次に、ハムスターはかむには理由があるのか?述べていきます。
かむ行動は、先天的な原因と、環境的な原因があります。
先天的な原因は、近眼だったり、それぞれ個体による性格だったり、人間に慣れていないなど。
ハムスターは近眼で30センチ以上離れていると物をはっきり見ることができないので、餌と間違えて人間の指をがぶっとかんでしまった可能性もあります。
性格的に元々かみぐせのある激しいタイプのハムスターもいます。
環境的な原因について。
環境的な原因は、新しい環境に慣れていない場合、ストレスから噛むことがあります。
飼い主がハムスターを手のひらに乗せてがぶっとかまれた場合、手のひらに乗せられたことがストレスで、嫌だ、早く降ろしてほしいという意思表示の表れだと考えます。
かむことでストレスを外部に伝えているんです。
頭や体を触ってかまれたなら、ハムスターにとってで触られることが不快だという意思表示。
新しい環境の慣れない中で、人間に触れられることがストレスになってしまいます。
ハムスターの様子を見ながら、無理をせずに見守る姿勢も大切。
また、ハムスターの身にびっくりしたことや命の危険を感じた時に、かむという行動をとります。
これはハムスターの本能から、生命の恐怖を感じた時にかんで自己防衛をします。
かむという行動は、逃げたり隠れたりできない最後の手段なのかもしれません。
血が出るほどかむのは、とてつもなく死の恐怖を表していると思います。
ハムスターに、そのような恐怖を与えないような生活環境を提供することが大切。
- ハムスターがいるところで大声を出さない。
- 刺激的な明かりを照らさない。
- いきなり持ち上げない。
- お腹が空きすぎてないか。
- ケージの中は暮らしやすいか。
など、ハムスターのストレスの原因を探ることでかむ原因に結びつく場合もあります。
ハムスターをよく観察して下さい。
その他、ハムスターがかむ理由として、なんでも口にいれてしまうことがあります。
これは自分が興味あるものを口にいれて確認している可能性があります。
ハムスターの習性として、知らないものを口の中に入れて確認をするよう。
動物性タンパク質が不足すると、かむ行動をすることがあります。 餌の栄養バランスも考慮する必要があります。
以上、ハムスターはなつくのか?かむには理由があるのか述べました。
一番は、ハムスターの様子を見ながら、ハムスターの気持ちを知る努力をすることに尽きます。
個体にも差があり、ハムスターそれぞれに性格も違いますが、ハムスターと向き合って暮らしていくことで、得られるものもたくさんあります。
ハムスターと信頼関係が築けるように日々進んでいけたらいいですね。