モルモットというと、実験に使われるイメージや動物園にたくさんいて触れ合えるイメージがあるでしょうが・・・

最近では、一人暮らしでも、気軽に飼える人気のペットとなってきました。

海外ではモルモットは犬や猫に続き、とても人気の高いペットです。

今回はモルモットと少しでも長く一緒に生活する上での飼育の注意点をまとめてみました。

 

 
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モルモットの生態の特徴

モルモットの性別はハムスターなどと同様にとてもわかりにくいです。

とくに生まれてすぐのモルモットの性別は、ペットショップでの購入の際に必ず確認することをお勧めします。

メス同士で飼ったつもりが、実はつがいで雄と雌だったということがよくあります。

 

モルモットはとても寂しがり屋なので、仕事等で家に長く飼い主がいない場合、2匹で飼うことをお勧めします。

モルモットは元々群れをなして生活する動物なので、一匹で誰もかまってくれないような時間が長くあるとストレスをためやすく、死につながる場合もあります。

また、オス同士よりメス同士で飼うほうが飼いやすく喧嘩も少ないので、初めてモルモットを飼う人はメス同士の2匹で飼うのがいいと思います。

 

モルモットには多くの種類があります。

  • 長い毛のモルモット(ぺルビアンなど)
  • テディと呼ばれる縮れ毛のテディベアのようなモルモット
  • 全く毛のないモルモット(スキニー)
  • 一般的なモルモットは毛が短めのイングリッシュモルモット

 

ぺルビアンなどの長毛モルモットは毛が伸びるのが非常に速いので、結構な頻度での毛の手入れ、ブラッシングやカットが必要になります。

また、暑さに非常に弱いので、夏はモルモットの毛の手入れをしてもらえる動物病院などで毛を剃ってもらう必要があります。

 

テディモルモットは、見た目がとてもかわいく、パッと見ただけでも欲しい!と思われる方が多いと思いますが、毛の手入れを念入りに行う必要があるのでモルモットを初めて飼う人は避けたほうがいいかもしれません。

ただ、毎日のこまめなブラッシングができるのであれば初心者でも大丈夫。

 

初心者におすすめなのは一般的なイングリッシュモルモットです。

毛の手入れなどもさほど必要がなく、とても活発で人懐こいので、飼いやすく人気があります。

 

 

モルモットの飼育方法

外で飼う場合は、外敵から守るように細かい目のフェンスで囲みます。

1.5メートルの幅以上があると2匹いても自由に動き回れます。

 

室内で飼う場合は、部屋のサイズもあると思いますが、できるだけ風通しの良い日光が直接当たらない場所に設置してあげてください。

小屋のサイズは1メートル以上の横幅があり、2階建ての物だとベスト。

 

それほど大きい小屋は確保できないという場合は、少なくともモルモットが静かに眠れるような外から見えないような部分を作ってあげ、時々は小屋から外に出して走れるような環境が必要です。

 

モルモットはたくさんのオシッコをします。

うんちも小さいですが、1日に40~50個くらいする場合もありますから、常に清潔に保つことが必要。毎

日掃除ができなくても、2日に1回は掃除をしてください。

 

元々モルモットの体内には虫が存在していて小屋がキレイに保たれていないと、その虫の数が増えて皮膚をかきむしったり、ひどくなると自分の体を噛んでしまったりします。

体内のムシをゼロにすることは不可能ですが、小屋をきれいに保つことで増えることはありません。

 

水はボトルであげる場合と、器からあげる場合のどちらでも飼い主のあげやすいほうでいいと思います。

モルモットは活発な動物ですから、床に水があるとこぼしてしまうこともありますのでボトルがお勧め。

なかなかボトルの水もなくならないですが、毎日水を交換してあげてください。

 

モルモットは、歯が毎日伸びる動物ですから、歯が伸びすぎないように固いものを食べる必要があります。

基本的にはチモシーという牧草を食べます。

この牧草がモルモットの歯が伸びすぎるのを防いでくれるので、毎日絶やさずにたっぷりと上げる必要があります。

 

また、モルモットはビタミン類を自分で作り出せませんので、市販のモルモットフードも必須。

こちらも固いので、歯が伸びるのを防いでくれますから絶やさないのは勿論ですが、1日2回ほど朝と晩にあげるとちょうどいいです。

 

あとモルモットを飼うと決めたら、モルモットを飼う前に必ず動物病院を探してください。

小動物をしっかりと扱える動物病院はまだ少なく、小動物も可能だと言っていても、実際に行ったらちゃんと診察してもらえなかったということも多々あります。

モルモットの手術をしたことがあるなどの獣医が好ましいです。

 

 

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モルモットの寿命を少しでも伸ばす飼育方法

モルモットの寿命

モルモットの寿命は4~7歳といわれています。

中には10歳、それ以上生きる仔もいるようですが。

モルモットを長生きさせてあげるためにはどんなことに気を付けてあげればいいのでしょう?

 

それはやはり、病気にかからないようにしてあげることでしょう。

 

病気にかからなければ天命を全うすることができます。

天命を全うすることができれば、10年くらい生きられる可能性が高まります。

 

では、病気にかからないようにするのにはどうしたらいいのか。

ポイントは「飼育環境」「ストレスを与えない」「バランスの良い食事」です。

それぞれ、どういったことに気を付ければいいか紹介します。

 

寿命を伸ばす飼育環境

良い飼育環境というのは、衛生的な環境が保たれていることです。

 

モルモットは排泄物が多いので、毎日のケージの掃除は欠かせません。

エサや飲み水も、毎日古いものは捨てて新しいものと取り換えてあげましょう。

体が汚れた時は、拭いてあげたり洗い落としてあげるなどしてあげてください。

 

また、夏の暑さや冬の寒さも、モルモットの体に負担にならないように対策をしてあげることも大切です。

種類によっても適応温度が違ってくるので、気を付けてあげましょう。

 

また、ケガをしにくい環境を作ってあげることも大事ですね。

 

ストレスを与えずに寿命を伸ばす

モルモットは元来、臆病な生き物です。

環境が大きく変わったり、突然大きな音がしたりすることは、モルモットにとってはとてもストレスを感じることになるので気を付けてあげなくてはなりません。

 

他にも、十分に運動ができるスペースを確保して運動不足にならないようにしたり、人懐っこい動物なので、適度にかまってあげてストレスを貯めないようにしてあげましょう。

また、ストレスを発散するためのかじり木などを与えるのもいいですね。

 

バランスの良い食事が寿命を伸ばす

モルモットの特質により、与えて良いもの・悪いもの、たくさん与えた方がいいもの・控えめにした方がいいものがあります。

食べ物によって、かかりやすくなる病気や予防できる病気があるので、しっかりと確認をしてから身体に良いもの、病気の予防になるものを適量、与えるようにしましょう。

 

 

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モルモットの寿命を妨げる病気

特に気を付けたいポイントを紹介しましたが、いくら気を付けていても病気になることもあるでしょう。

次に、モルモットがかかりやすい病気を3つ紹介します。

よく観察していれば、早めに気づいてあげられる病気もありますので参考にしてください。

 

尿石症

腎臓、尿管、膀胱、尿道に結石ができてしまう病気です。

モルモットの尿はカルシウムが多く含まれていて白濁していますが、そのカルシウム等が結石となり、様々な症状が出たり、時には切開手術で摘出することもあります。

 

症状としては血尿や、排尿の時に痛そうに鳴くことがみられます。

血尿が出た時は早めに獣医さんに診てもらいましょう。

受診するときは検査用の尿(尿を吸わせたペットシーツでOK)をもって行くことをお勧めします。

血尿が出たからといってすぐに大事に至るわけではありませんので、落ち着いて対処してあげましょう。

 

予防策は、カルシウムの含有量が多いエサを控えめにしたり、野菜や水分を十分に摂らせてたくさん排泄・排尿させること、細菌感染を防ぐために清潔を保つことなどです。

3歳を過ぎるとかかりやすくなるので、年齢によってエサも見直してあげた方がいいですね。

 

毛球症

消化器の中に毛玉が溜まって、色々と不都合な症状を発症する病気です。

動物は毛づくろいをしますよね。

その時に飲み込んでしまった毛が胃や消化管の中で毛玉となって停滞してしまい、次第に大きくなって消化不良を起こさせたり、器官損傷によって感染症を併発したりするのです。

 

症状としては、膨らんだ毛玉の影響でエサを食べない・水しか飲まない、便秘が続く、ガスが停滞して苦しそうなどがみられます。

同様の症状は毛玉だけでなく、ペットシーツのビニルやケージ材、化学繊維などの場合も毛玉同様にあり、重症になると開腹手術が必要となります。

 

疑わしければまずは動物病院でレントゲンを撮り、毛玉が停滞している部位を特定して、獣医さんに処置の方法を決めてもらうようになるでしょう。

 

この病気は長毛種や長毛種と一緒に飼育をしているモルモットに多く見られますので、長毛種は毎日欠かさずブラッシングをしてあげましょう。

そうするだけでもかなり防ぐことができます。

また、ペットシーツを噛んでしまう場合は直接ペットシーツを敷かないようにしましょう。

 

不正咬合

歯の噛み合わせが悪くなる病気で、完治が困難で、放置しておくとエサがうまく食べられなくなるため栄養不足や、歯茎や顎の骨への感染症などをおこし死亡しやすい病気です。

モルモットやハムスターなどのげっ歯類は、歯が一生伸び続けるので、咀嚼(そしゃく)することで歯をすり減らし続けなくてはなりません。

それが足りず、歯が伸び過ぎてしまうと咬み合わせが悪くなるのです。

 

軽度の場合、食べる量が減ったり、やわらかいものばかりを食べたりといった症状がありますが、気づきにくいかもしれません。

もし重症となった場合は胸までよだれを垂らしたり、全くエサを食べなくなります。

 

切歯(前歯)だけであればペンチカットで対応できますが、臼歯(奥歯)となると麻酔が必要になります。

不正咬合が疑わしい時はできるだけ早く動物病院に連れて行きましょう。

簡単にチェックすることができる切歯だけでも、常にチェックしていた方がいいですね。

 

不正咬合の予防はたくさん咀嚼することです。

柔らかいものばかり与えず、たくさん噛まなくてはならない繊維質なエサを多く与えるようにしましょう。

また、できるだけバランスの良いエサを与え、ビタミンC欠乏を防ぐことで健康な歯を作ることにつながります。

 

 

モルモットは元来野生では被捕食動物、つまり食べられてしまう側の動物なので、自分が弱っていることを知られないようにする習性があります。

ですから明らかに体調が悪そうだという時は、かなり悪くなってしまっているということもあり得ます。

 

そうなることを防ぐためには、毎日の観察も大切なことの一つだと思います。

いつもと様子が違ったり、食事の量、飲む水の量などが明らかに違う時は早めに獣医さんに診てもらいましょう。

早いうちなら対処できることがたくさんありますよ。

 
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