トノサマガエルは、日本で良く見かけるカエルの仲間の1種です。

山や水田、沼、小川など水場が存在する場所に行くと良く見かけることが出来ます。

近年は、水田などで農薬を使うので、その数が減少して来てます。

目がクリクリと大きく見た目的にも、かわいいですが、カエルは基本的に肉食です。

縄張り意識がとても強く、同じ大きさの仲間でも共喰いをしてしまいます。

 

 
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トノサマガエルの生息地・特徴

 

トノサマガエルは、田園風景には欠かせない存在です。

都会から遠く離れた田園風景にカエルの鳴き声を聴くとなんだか心が癒されるような気がしますね。

 

トノサマガエルは、水田にはいなくてはならない存在で、水田の番人とも言われてます。

稲作を食べてしまう害虫などを捕食してくれる有難い存在なのです。

 

そんなトノサマガエルの生息地は広く日本国内だと関東地域から宮城県の地域を除く、北陸から本州や四国、九州などの平地から低山にある水田や小川、沼などの水辺のある場所に存在します。

1993年辺りから、北海道札幌市などでトノサマガエルが持ち込まれたことにより、国内在来品種に指定されました。

 

現在でも札幌市では、トノサマガエルを捕まえるイベントが毎年行われてます。

トノサマガエルは、北海道のような、寒さの厳しい地域でも冬眠などをして環境に適応出来るようです。

 

また、国内以外でも朝鮮半島や中国やロシアの一部の地域にも生息してます。

そんなトノサマガエルは、中国の童話『トラとトノサマガエル』と言う童話にもなっており、その存在を海外でも確認出来ます。

トノサマガエルの活動時期は、地域によって異なりますが、4月〜11月の春から秋までの長期間、活発に活動し、冬は土の中で冬眠します。

 

トノサマガエルは、日本国内の在来種の中でも大型になります。

また、トノサマガエルは面白い独特な特徴が数多く持ってます。

 

それは、敵などを威嚇する時に、腹部を膨らませ反り返るようにして威圧すること。

その姿が、殿様のように見えることから、トノサマガエルと名付けられました。

 

他にも、トノサマガエルは他のカエルと違って歯と口の骨格がとても頑丈で、口に入る物は何でも食べてしまいます。

昆虫類やカエル、蛇など口に入るモノなら何でも捕食します。

手足には、吸盤がないため木や壁を登る事が出来ず、地面で動く物を捕食します。

 

トノサマガエルには、他にも特徴があります。

それは、オスとメスの大きさとカラー。

 

オスは、背中が茶褐色から緑色になってます。メスは、背中が灰白色をしてます。

背中には、白または黄色の線と黒い斑紋が確認出来ます。

繁殖期にオスとメスの身体に変化が現れます。

 

  • オス=繁殖期には、斑紋が不明瞭になり黄金色に身体が変色します。
  • メス=白黒のシマ模様に変化します。

 

 

トノサマガエルの大きさ

トノサマガエルの産卵時期は、地域のよって異なりますが、田植えの時期の4〜5月にかけて行われます。卵の数は、約2000〜3000個程です。

卵の直径は、約1.5mm程で1週間程で孵化します。

おたまじゃくしは、長い期間水草や藻などを食べてトノサマガエルに成長します。

 

トノサマガエルの大きさは、オスで『約40mm〜80mm』前後。

メスで『約60mm〜90mm』前後になり、メスの方が身体が大きいです。

 

 

トノサマガエルの性格

トノサマガエルは、カエルの中でもとても力が強く、獲物を見つけるとそのまま突進して行くほど気が強いです。

また、縄張り意識がとても強いです。

トノサマガエルは、口に入る物は何でも食べますので、同じ水槽で他のカエルを同居させると共喰いしてしまうほどです。

 

 

トノサマガエルの寿命

トノサマガエルの寿命は、自然界などでは約3〜4年と言われています。

飼育では、約3〜5年で最長16年も生きた報告されてます。

トノサマガエルの好む環境を作って、しっかり管理して行けば長生きするでしょう。

 

しかし、そんなトノサマガエルですが、環境省のレッドリストに載ってしまいました。

レッドリストとは、絶滅の恐れがある野生生物の種のリストです。

昔は、どこにでも見かけたりしていましたが、水田での農薬や猛暑での水が干上がりなどが原因で、その数が減少してます。

 

 

トノサマガエルを捕まえるコツ

 

トノサマガエルは購入して飼育することも可能ですが、捕まえることが出来るのも魅力な動物。

昔はトノサマガエルはどんな所でも、その姿を見る事が出来ました。

しかし、近年水田などでの農薬の使用、用水路や川の堤防などのコンクリート化で、吸盤のないトノサマガエルは、コンクリートの壁を登れず、そのまま溺れたり、餓死しその姿を見る事が出来なくなりました。

 

時代が進むに連れ、トノサマガエルは減少して来てます。

探すならば沼地や水田。

トノサマガエルは、国内の在来種のカエルの中でも1番の蹴躍力を持っており、外敵から身を守るために蹴躍力を活かして水田や沼の中に逃げてしまいます。

 

トノサマガエルの後ろ脚は、とても筋肉が発達しており、カエルの中でも蹴躍力がとても優れており、捕まえるのはかなり困難です。

捕まえる際は、トノサマガエルの後ろから、そっと近付いて網を後ろから、かぶせるようにして捕獲すると良いでしょう。

 

トノサマガエルの蹴躍力は、およそ45センチと言われています。

1人がトノサマガエルを蹴躍させます。

そして、着地地点を確認出来たら、2度目にもう1人が着地地点を想定し、網をその場に持って行きキャッチする方法もあります。

コツとしては、トノサマガエルが蹴躍する寸前、跳ぶ方向に身体を向け、方向が定まって蹴躍したら、即座に対応します。

難易度は高いですが、慣れれば直ぐに捉えることが出来ます。

 

トノサマガエルを捕らえるには、トノサマガエルの習性を利用します。

トノサマガエルは、動くモノに飛び付く習性があります。

釣り糸などに餌となるスルメやハムなどを着けて誘導して、網で捕まえる方法が有効的。

トノサマガエルは口に入るモノや動くモノに突進する習性を利用するのが楽かも知れません。

釣り糸の先には、針などは付けずにやります。

 

 

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トノサマガエルの鳴き声

田園地帯に行くとカエルの鳴き声を良く聴く事があります。カエルの鳴き声は、夏の田舎の風物詩です。

水田から聴こえるその鳴き声を聴くと何故か心が癒されるような気持ちになります。

 

そんなトノサマガエルは、頻繁に鳴く時期があります。

その時期は、繁殖期に多く4月〜6月に水田や沼などの水面で頬を膨らませ鳴く姿を良く見る事ができます。

 

トノサマガエルは繁殖期の時期になると、縄張り意識が強く、この縄張りは自分の場所だと他のオスに鳴き声で主張します。

トノサマガエルの縄張りの範囲は、約1.6平方m前後で、他のオスが入って来ると鳴き声は激しくなり、やがて飛び掛かって行きます。

メスがオスの縄張りに入ると、オスはメスの背中に抱きつき繁殖の行動を行います。

 

 

トノサマガエルの飼育方法

トノサマガエルは、コオロギやクモ、ムカデなど口に入るモノは何でも食べてしまいます。

しかし、縄張り意識が強く同じ大きさのサイズのカエルがいると共喰いもします。

そんなトノサマガエルですが、飼育するには何を与えれば良いのか下記にまとめてみました。

 

ヨーロッパイエコオロギ ・Sサイズ約100匹で1,000円前後です。

・Mサイズ約150匹で1,200円前後です。

ヨーロッパイエコオロギは、鳴き声があまりうるさく無いので自宅で繁殖する事も出来ます。とても人気のコオロギです。

しかし、動きは素早いです。

タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミンC・カルシウムなどが、豊富です。

フタホシコオロギ Mサイズ、約1,400円前後です。 フタホシコオロギは、ヨーロッパイエコオロギに比べ大きく鳴き声がうるさいです。また、身体のカラーが黒いので、ゴキブリに見えたりもします。

フタホシコオロギは身体が大きい分、水分量が高いです。動きは、ゆっくりしてます。

タンパク質・脂質・カルシウム・キチン質含有。

鳴き声がうるさい場合は、羽根をカットして上げると鳴き声が無くなります。

ミルワーム 3カップ、約1,000円前後です。 コオロギに比べてロスも低く保存しやすいので人気の餌です。飼育するには、野菜などの切れ端を与えても大丈夫です。

野菜を与える事でミルワームの栄養価が高くなります。

ミルワームは、脂質がかなり豊富ですが、カルシウムが低いです。

しかし、なかなかのバランスの良い餌です。

これらの餌がありますが、トノサマガエルは動くモノを好んで食べますので、これらの餌が死んでしまったら、

病気の原因になる可能性があるので、速やかに取り除きましょう。

 

 

 

ケージ

トノサマガエルをゲージで飼育するには、水辺と陸地の両方が必要となります。

陸地の土が水でドロドロにならないように水辺と土の間に敷居を入れると良いです。

 

と言っても土にも水分が必要になります。

乾燥したら、霧吹きなどで適度に湿らせましょう。

土の種類は黒土が良いでしょう。

 

水は、しっかりとカルキ抜きをやってから、ゲージに入れましょう。水道水でも大丈夫と聞きますが、自然界には、カルキは存在しないので出来るだけカルキ抜きをして上げて下さい。

水の中は、排出物などで直ぐに汚れてしまいます。

水が腐りやすくなるので、水草などを入れてあげ、陸地にも植物を植えて上げると良いです。

 

また、トノサマガエルは跳躍力があるので、ゲージに蓋が必要になります。

出来たら、ゲージの高さは高ければ高い方が良いです。また、ゲージの広さも広い方が良いです。

出来るだけ運動が出来る広さを確保してあげます。陸地や水辺が狭いと確実に筋肉は衰えてしまいます。

 

カルキ抜き方法

日光に当てる 野外で1日6時間以上、沢山の日光に当てて紫外線でカルキを分解させます。コストと時間的に1番良い方法です。
カルキ抜き剤 ショップで購入して来たカルキ抜き剤を規定の量を水に入れてあげます。この方法が1番早いです。
浄水器 浄水器の水を直接入れて上げると良いです。しかし、浄水器を購入する必要があるのでコスト的にもかなりかかります。

 

 

トノサマガエル飼育の注意点

水の入れ替え

トノサマガエルを飼育する際、気を付けなければならないのは、水の入れ替えです。

トノサマガエルの排出物で直ぐに水を汚れてしまいます。

最低でも、2日1度は替えてあげましょう。

 

餌の食べ残し

餌の食べ残しは、カビや病気の原因になります。食べ残しを見つけたら即座に取り除いてあげましょう。

 

縄張り意識

ゲージには、トノサマガエルを1匹だけ飼うのが良いでしょう。

トノサマガエルは、同じ大きさのカエルでも食べてしまいます。

動くモノに反応して飛び付いて来ます。

 

トノサマガエルで気をつける病気

カエルツボカビ症

カエルツボカビ症は、2006年南米からペット用のカエルとして日本国内に仕入れた際、カエルツボカビ症に感染しており、

国内のカエルに感染して2009年水田からカエルが消えた事がありました。

カエルツボカビ症は、水虫菌と同じ真菌で、皮膚に感染し、致死率がかなり高い事で知られてます。

 

治療方はまだ見つかってません。

予防法として、水の入れ替えをこまめにやる事です。

 

寄生虫

寄生虫は、専門ショップで購入した場合にほぼ寄生虫がいる事はありませんが、野生のカエルだと100%の確率で寄生虫がいます。

寄生虫がいると餌を食べても太らす常に下痢が続きます。また、人にも害します。

また、野生だと寄生虫よりも身体の中に媒介されている菌が最も恐ろしいです。

 

治療法には虫下しを使用します。

 

レッドレッグ

レッドレッグは、飼育する事でかかる病気です。

ゲージ内を不衛生にする事でエロモナス菌に感染し、その後他の細菌にも蝕まれます。

症状は、お腹や脚など身体中に充血が見られます。重症になると皮膚が剥がれたり、出血、壊死などが現れます。

 

治療法には菌の繁殖を抑えるために、体温を上げて行きます。

0〜5度を10日程行います。

 

薬浴も効果的。

皮膚の細菌を薬浴して抑制して行きます。

また、0.15%の食塩水を患部に塗ったり、抗生物質と合わせると良いでしょう。

 

代謝性骨疾患

代謝性骨疾患は、爬虫類に多く見られる病気です。初期症状は、口が開かなくなったり、ぎこちない歩き方で脱力し、片足が伸びっぱなしなります。

病気が進行すると全身麻痺を起こします。重症になると痙攣の発作を起こします。

 

原因は栄養素のバランスの偏った餌を与え続けること。

骨を形成するには、とても大切な栄養素である『カルシウム』『リン』『ビタミンD』『紫外線』の不足により、骨の成長不全や低カルシウム血症を起こします。

 

カルシウムが低くく、リンが高い含有率の『コオロギ』『ミルワーム』を中心の与えを続けることで代謝性骨疾患になる可能性が高くなります。

 


 

以上がトノサマガエルの生態から飼育方法まで。

日本人には身近な動物なので、是非一緒に住んでみてはいかがでしょうか。

 
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