愛猫家の中でも人気のあるスコティッシュフォールドは、元々スコットランドのスコティッシュと言われる地方で飼われいた猫が、突然変異によって成猫になってもずっと耳が垂れていたのが始まりと言われています。
猫の中でも高額の部類に入りますので、少しでも価格を安く購入したい人は是非ともこのページを読んで下さい。
飼育にかかる費用も公開しています。
垂れ耳は遺伝によって伝わることが判明し、以後『スコットランドのたれ耳(fold=折れる・垂れる)猫』ということでスコティッシュフォールドと呼ばれるようになりました。
見た目も非常に可愛らしいことから、スコティッシュフォールドを飼ってみたいという方も多いでしょう。
では、実際にスコティッシュフォールドを飼うためにはどのようにすればいいのでしょうか。
まず、スコティッシュフォールドの寿命は10~13年ほどで、他の猫に比べるとやや短め。
それでも大切に飼ってあげれば15年以上生きることがありますので、最後まで責任をもって大切に育ててあげて下さい。
目次
スコティッシュフォールドの入手方法別値段まとめ
スコティッシュフォールドを手に入れるにはいくつかの方法があります。
ペットショップで購入する場合のスコティッシュフォールドの値段目安は?
まず、最もメジャーな方法がペットショップや猫のブリーダーから購入する方法。
購入する場合は、ショップや個体の状態によって異なります。
価格は10万~40万円ほどです。
数千円程度の価格差ならば分かりますが・・・
なぜ30万円もの差額が生じるのでしょうか。
実は、スコティッシュフォールド特有の垂れ耳がハッキリしている個体や、『ロングヘアフォールド』『ハイランドフォールド』と言われる希少種になると価格も高くなるんです。
価格を左右する要素は以下の5つのポイントです。
- 折れ耳
- 色
- 毛の長さ
- 性別
- 生後期間
それぞれの要素について以下の表にまとめます。
折れ耳 | スコティッシュフォールドの特徴は、折れた耳ですが折れ耳になる確率は50%程度。 最大の特徴ながら、その特徴を備える個体は半数程度なんですね。 当然、垂れている耳を持った個体の方が見た目が「可愛い」ため人気が高く、その分価格が上昇します。 |
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色 | 黒色などの「良くある色」だと価格は低いですが、珍しい色合いだとその分希少価値が高くなり価格は上昇します。 グレーの個体、グレー・クリーム・ホワイトが組み合わさった「ダイリュートキャリコ」の個体が希少で人気が高い傾向があります。 |
毛の長さ | スコティッシュフォールドは基本的に短毛種。 そのため、長い毛の個体は希少価値が高くて価格も上昇します。 『ロングヘアフォールド』『ハイランドフォールド』と言われる長毛種のスコティッシュフォールドはめったに市場ではお目にかかれませんが、スコティッシュフォールドの祖先である種類「スージー」は長毛の遺伝子を持っているため生まれないことは無いよう・・・。 価格もその分割高になり、40~50万円ほどまで上昇する場合もあるようです。 |
性別 | 小柄で性格が穏やかなどの理由から、オスよりもメスが人気なので高額になりがちです。 個人的な感覚だと3万円~5万円程度の差が出てくると思います。 |
生後期間 | 猫は生後1ヶ月以内が最も高額。 まあ、確かにちっちゃくて可愛いですよね。 そこから10ヶ月が経過すると値段はガクッと落ちてきます。 しかし、スコティッシュフォールドは人気の種類なので、珍しい色合いを持ち、しかも折れ耳なんかだと金持ちが子猫のうちにかっさらっていきます。笑 |
以上の5点が組み合わさってスコティッシュフォールドの価格は決定されます。
えげつない人気の要素を併せ持ったスコティッシュフォールドだと70万円程度も価格は跳ね上がります。
しかし、生後10ヶ月以上経過して、さらに良くある色合いの個体だと10万円以下で購入する事も可能となります。
ここまで価格差が大きいので、十分にリサーチをして「どんなスコティッシュフォールドを飼いたいのか」という点と、「出せる価格」のバランスを考えて選ぶようにして下さい。
里親募集で入手する場合のスコティッシュフォールドの値段目安は?
また、猫の里親募集を利用するという方法があります。
ペットショップや新聞の募集覧などに掲載されることもありますが、スコティッシュフォールド限定となるとやや難しくなります。
しかし、もしも見つけることが出来れば数十万円するスコティッシュフォールドをかなりの低価格・・・実際には輸送費だとか申請費のみのお金だけが必要になります。
インターネット上の里親募集サイトの場合はスコティッシュフォールドで検索すれば比較的ヒットしやすいのでおすすめですよ。
お住いの地域で絞ると探しやすくなります。また、県外であっても募集主が遠方の方に対応してくれるケースもありますので、まずは検索して相談してみるといいでしょう。
スコティッシュフォールドを飼うのにかかる費用
では、実際にスコティッシュフォールドを飼うにあたり、前もって準備しておくべきものにはどのようなものがあるのでしょうか。
トイレ
まずトイレとトイレ砂は必要。
トイレはおよそ3000円、砂は容量によって異なりますが500~1000円程で購入できます。
餌入れ
また、餌入れと水入れも必要。
いずれも1000~3000円ほどで購入することが出来ます。
あまり軽いものだと猫がひっくり返してしまうこともありますので、ある程度の重さのものを用意しておくといいでしょう。
爪とぎ
猫を飼育するにあたり、最近では完全室内飼育を推奨する獣医師が増えてきています。
一度屋外に出すと野良猫と接触して思わぬ怪我や病気を引き起こしてしまう危険性があるから。
猫エイズなど危険な病気も増えてきていますし、愛猫のためには完全室内飼育がおすすめです。
室内飼いの場合、爪とぎと定期的な爪切りが必要になります。
爪とぎも爪切りも1000円程で購入可能。
小さい頃から慣らしておけば爪切りもしやすくなりますが、どうしても爪切りを嫌がって暴れてしまう子もいます。
どうしても爪切りが難しい場合は動物病院やトリミングサロンなどに頼むという方法もあります。
キャットタワー
室内飼いの猫の場合は運動不足に陥りがちです。
特にスコティッシュフォールドは肥満になりやすい種類ですので、室内に運動するスペースを作ってあげましょう。
キャットタワーを設置しておくのもおすすめ。
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キャットタワーはサイズや高さなども様々ですが、数千円~2万円ほどで購入することが出来ます。
地震などで倒れてしまう危険性も高いので、窓から離れた安全な所に設置し、しっかりと固定しておきましょう。
おもちゃ
猫用のおもちゃを用意して、時々一緒に遊んであげるのも大切です。
猫ちゃんによって好みのおもちゃの種類も異なりますが、長く付き合っていく内に好みも分かってくるでしょう。
手近なアイテムで手作りしてあげるのも素敵ですね。
継続費用
それ以外に用意しておくべきものとして、ペット用シャンプー、エサ、おやつ等が挙げられます。
年間のエサ代はおよそ7~8万円ほどになります。
また、耳がしっかり折れ曲がっているタイプの子は定期的に耳掃除をしてあげる必要があります。
ペット用の耳掃除グッズや、ブラッシング用品も用意しておくといいでしょう。
室内飼育の猫であっても、年に一度はワクチン接種が必要になります。
動物病院に連れていくためのキャリーバッグも用意しておきましょう。
病気や怪我のときにも便利です。
ワクチンも病院や種類によって異なりますが、5000~10000円程かかります。
万が一の避難時などにも利用できるよう、頑丈でしっかりとロックがかかるものを選んでおくといいですよ。
普段からキャリーバッグに慣らしておくのもおすすめ。
キャリーバッグは5000円程から購入できます。
スコティッシュフォールド費用まとめ
スコティッシュフォールドを飼うにあたり必要な初期費用は5~6万円ほど。
エサ代や諸費用などを含めると生涯で約100万円程かかります。
猫を飼うにはそれなりの費用がかかるということを理解した上で飼育するようにしましょう。