犬と並ぶ人気の愛玩ペットといえばやはり猫でしょう。
近年、小柄で可愛らしいだけでなく散歩などの手間がかからないという理由から、日本国内での飼育数が犬よりも多くなってきました。
ペットショップや譲渡会に行けば様々な種類の猫が販売されています。毛色はもちろん、人懐っこさもそれぞれ個性がありますので、是非相性の良い猫ちゃんを見つけてくださいね。
そんな猫の中で、初心者の方でも比較的飼いやすい猫種をランキングにして5つ紹介していきます。
目次
飼いやすい猫ランキング
第5位 ノルウェージャンフォレスト
ノルウェージャンフォレストは、猫の中では比較的大きめになります。
成猫になれば、大きな子なら7kgほどの大きさになります。
非常に美しく、ふさふさとした長毛種で見た目もゴージャスです。
大きめの猫は飼育が難しいと思われるかもしれませんが、ノルウェージャンフォレストはとても温厚で忍耐強い性格をしていますので、小さなお子さんにがいらっしゃるご家庭でも安心して飼うことが出来ます。
賢くてしつけやすいので、トイレを覚えるのも早く手がかかりません。
幼猫の内はやややんちゃで、特に上下運動を好みますので、室内飼いをする場合にはキャットタワーを用意してあげるといいでしょう。
人とのコミュニケーションもよくとれますし、他の猫とも仲良くなりやすいので、多頭飼いも可能です。
被毛が長いので、ブラッシングや月に一度位の頻度でシャンプーをしてあげると、より美しい毛並みを維持することが出来るようになりますよ。
第4位 ラグドール
ラグドールという名前が『ぬいぐるみ』を意味する通り、人に抱かれることが大好きな猫ちゃんです。
被毛はふわふわのセミロング種ですので、手触りもよく、猫とスキンシップをとりたいという方に特におすすめの猫種です。
ラグドールはノルウェージャンフォレストと同様、大型の部類に入り、10kg近くまで成長する子もいます。
しかしとても穏やかでおおらかな性格をしていますので、お子さんやお年寄りのいる家庭でも飼いやすいタイプです。
賢くて人に懐きやすいのでしつけも楽です。
子猫のときは活発に動き回りますが、成猫になるにつれどんどん落ち着いて、激しく動き回ることも少なくなります。
落ち着きがあり、あまり鳴かないので大きさの割に静かなタイプと言えるでしょう。
毛量が多いので、こまめなブラッシングをしてあげる必要があります。
ラグドールは人とのコミュニケーションも大好きですので、小さい頃から慣らしておけば、ブラッシングも喜んで受けてくれるようになります。
第3位 シンガプーラ
その名前から想像しやすいように、シンガプーラはシンガポール産の猫ちゃんです。
猫の中では世界最小クラスの小さな猫種で、成猫でも2~3kg程度にしかなりません。
鳴き声も小さいため、マンションなどでも飼いやすい猫です。
被毛はやや光沢があり、淡い色合いが非常に美しいのも魅力的です。
短毛ですので、抜け毛も少なく、ブラッシングなどをしてあげる必要も殆どありません。
遊びが大好きで活発ですので、室内飼いの場合は高めのキャットタワーを用意してあげましょう。
たいへん人懐っこく、甘えん坊なので、多頭飼いをすると嫉妬してしまうこともあります。
淋しがり屋の一面も持っていますので、出来れば一匹飼いで愛情を注いであげて下さい。
シンガプーラは賢いので、トイレもすぐ覚えます。
猫とのコミュニケーションを楽しみたい、あまり大きくならない種がいいという方にはうってつけの猫種といえます。
第2位 アメリカンショートヘア
アメショの略称で親しまれているアメリカンショートヘアは、ペットショップなどでも取り扱われることが多く、可愛らしい見た目から大変人気がある猫種です。
明るくて活発、好奇心旺盛な性格から、アメリカではネズミ捕りの名手という意味の『マウサー』とも呼ばれています。
人見知りも殆どないので、大変なつきやすい猫ちゃんです。人と遊ぶことも大好きですので、おもちゃなどを使えば可愛らしい反応を見せてくれることでしょう。
ただし、アメリカンショートヘアは、抱っこを嫌がる子が多いということでも知られています。
せっかく猫を飼うのなら抱っこしたいというのであれば、実際に触れる店舗やブリーダーから、抱っこを嫌がらない子を選ぶようにしましょう。
争いごとを好まないので、多頭飼いはもちろん、他の種類のペットとの一緒に飼育することも可能です。
やや肥満になりやすいので、餌のやり過ぎと運動不足には注意してあげてくださいね。
第1位 スコティッシュフォールド
たれ耳が大変可愛らしいスコティッシュフォールドは、ダントツで飼いやすい猫と言えるでしょう。
温和な性格で人見知りをすることも少ないので、人に懐きやすい猫種です。
甘えん坊ですので、人の側にいたがる子も少なくありません。飼い主だけでなく、色んな人に擦り寄るほど人懐っこい子も多いので、来客が多いご家庭でも安心して飼育することが出来ます。
争い事を好まないので、他の猫やペットと喧嘩することも殆どありません。
運動量も少なく鳴き声も小さいので、マンションや密集住宅地などでも気兼ねなく飼育出来るのも魅力的ですね。
環境の変化への順応性も高いので、引っ越しの多いご家庭にもおすすめです。
スコティッシュフォールドには長毛種、短毛種両方が存在します。
長毛種の場合は毛が絡まりやすいので、定期的にブラッシングをしてあげて下さい。
また最大の特徴であるたれ耳には汚れが溜まりやすいので、きちんとケアをしてあげましょう。
実はスコティッシュフォールドの内、遺伝的に耳が垂れるのはおよそ3割程度しかいないのです。
しかも幼猫のときはいずれも耳が立っていますので、垂れ耳になるかどうかは成長してみなければ分かりません。
ですから、ずっと耳が垂れないからといって心配する必要はありません。