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アカハライモリの生態の特徴

アカハライモリは両生類でイモリ科イモリ属に分類され、日本の固有種になります。

日本の本州(奄美大島は除く)・四国・九州と幅広く生息しています。

 

アカハライモリは警戒心が強く、水のきれいなところを好みます。

田んぼの用水路や流れの緩やかな小川付近の草むらや水辺の茂みで見ることができるでしょう。

一度見つけてしまえば、大量に発生していることが多いようです。

 

田舎の方でしたら、わざわざ探さなくてもそこら辺にいるよ、なんてこともあるかもしれませんね。

しかし都会のような場所でしたら見つけるのは難しいかと思います。自分で捕獲してペットにしたいとお考えの方もいるでしょう。

 

ただし、埼玉県では条例で禁止されていますので、注意してください!

罰則があります(20万円以下の罰金)!!

 

トカゲやヤモリと違ってかなり足が遅いので、見つけた瞬間に逃げられて見失ってしまうことはあまりないので、たとえ逃げてしまっても追いかけられます。

至近距離で見ることができるでしょう。

 

その全長は10~12㎝と小型。

 

イモリという名前は「井守」と感じで表され、イモリがまるで井戸を守っているようだったからとされています。

前足が2本と後ろ足が2本、尾が1本生えています。最大の特徴は、その名の通りお腹が赤いということ。

 

体の表面はザラザラとしていて、体のほぼ半部を占めるほどシッポが長いです。

背の色は焦げ茶色~黒色のような濃い色をしていますから、裏と表の色がはっきりと異なりわかりやすいです。

 

また、赤色のお腹には黒い斑点があり、これは個体によって異なります。

複数飼育される方は見わけをつける判断材料になります。

斑点がほぼ無い個体もありますし、赤い部分より斑点の黒色が多い個体もありさまざま。

 

生息している地域によって斑点の量が違う、という見方もあるようです。

赤地に黒い点があるなんてグロテスクなイメージですが、水の中で泳ぐアカハライモリの腹は艶を帯びていてとてもキレイです。

 

最大の能力は自身の体を再生できること。

両生類は子供のころには再生能力があっても、変態後には無くなってしまうことが一般的です。

 

ですがイモリは変態後も再生能力は無くならず、しかも何度でも再生が可能。

同じ能力を持つ生き物の中ではトカゲが一般的に知られていますが、再生能力はイモリの方が優れています。

手足やシッポ、目のレンズをも再生できます。

 

なんと心臓や脳の一部を切り取ってしまっても再生できるというのだから驚き。

シッポが切れてしまっても尾骨まで再生できます。

トカゲにはできません。

 

アカハライモリは岩や水草・流木などの隙間に入ることを好むので、何かの拍子で体に傷を負うこともあります。

しかしその再生能力で自己治癒してしまうのです。

その高い再生能力は生物学の世界では有名で、人間に応用できないかと研究対象になっているほど。

 

多くの大学や研究所で研究されています。

 

 

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アカハライモリの寿命

その寿命は長く、20~25年は生きると言われています。

飼育環境をきちんと整えてあげればさらに生きるそう。

 

 

アカハライモリの販売価格

自分で捕獲が難しい場合は購入することができます。

爬虫類を取り扱っているペットショップではアカハライモリも購入できるところも多いでしょう。

 

最近のペットブームのためか、ホームセンターでも購入できるところがあるようです。

近くにペットショップの無い方は、インターネットショップでも購入可能です。

 

値段に大きな差はなく、一匹500円~1000円くらいで安ければ300円程度で購入可能。

ネット購入では送料が別途かかりますが、ペットの値段としてはとても安価です。

 

ネット購入を選択した場合、自分の目で生きの良さや大きさ、柄の良し悪しを確かめることができません。

また、郵送中に弱ってしまったり息絶えてしまったりと最悪な事態も起こりえます。

 

可能であれば直接ペットショップやブリーダーから購入する方が、こういった事態を回避できます。

しかしネットショップの大きな利点はレア度の高い柄を持つ個体を手に入れることができるということ。

そういった選び方をする場合は、値段は平均的なものよりも上がることが多いです。

 

 

アカハライモリで気を付けたい病気

アカハライモリは変温動物。

そのため気温が下がってしまうと体温も低下します。

すると体の機能が低下し衰弱してしまいます。

 

アカハライモリは比較的低温には強いとされていますが、水槽内の気温や水温のチェックを忘れてはいけません。

夏場は逆に熱くならないように注意します。

30度を超えてしまうと、衰弱の原因となるようです。

 

また高温だとエサや糞尿の腐敗が起こりやすく、水槽内に異臭が生じます。

もともと清潔な環境を好むアカハライモリは、不潔な環境をひどく嫌がります。

ストレスを軽減させるためにも清潔を保ちましょう。

 

また、アカハライモリは食に対して貪欲。

動物性たんぱく質であれば何でも食べます。

よく食べるからと言ってエサを与えすぎてしまうと、消化不良を起こしガスをため込んでしまい、お腹がパンパンに張ってしまいます。

 

すると泳げなくなってしまい、乾燥に弱いアカハライモリは死に至ってしまう事態になりかねません。

一日に必要なエサの量を超えて与えてはいけません。

 

 

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アカハライモリの飼育方法

水槽

アカハライモリは小さな生き物ですので、単体の飼育であればノートパソコンくらいの面積で高さが25㎝くらいあるもので十分。

 

 

ケース選びで大切なことはケースの素材や見た目よりも「フタ」。

  • フタがカチッと閉まるもの
  • 通気性が良くなるようフタが細かい格子状になっていたり、スリットが入っていたりするもの

この2点を必ずクリアしてください。

 

アカハライモリは脱走名人です。足の裏が吸盤になっているわけではないのですが、上手につるつるの壁でも登ってしまいます。

乾燥に弱いアカハライモリは、脱走してしまうと水分を得ることができず衰弱してしまいます。

 

またキレイな環境が好きなため水槽内の空気が汚れてしまわないようにしなければなりません。

そのため上記の2点がとても重要なのです。

 

砂利・流木・水草

砂利・流木・水草、などが適しています。

 

砂利は水槽の底に1㎝くらい敷ければ十分です。

 

流木はアカハライモリが水中から出たいときに上って水の外に出ることができるように、水面よりも高さのあるものを選びましょう。

細いものよりも太めのものの方が、流木と水槽の隙間に身を隠すことができるのでお勧め。

 

水草は必要不可欠ではないのですが、水質をよくしてくれアカハライモリが身を隠すのに好みます。

また、複数飼育される場合は水草に卵を産み付けるので、繁殖を望む方は少し多めに入れてあげるといいです。

 

あとはペットショップで手に入るコンクリートや石の素材でできたトンネルのようなもの、細めの流木を立てかける、などアカハライモリが隠れたり登ったりを楽しむことができるアイテムをお好みで入れてみましょう。

 

室内の飼育でしたら保温装置のようなものは必要ありません。

アカハライモリは寒さには強いです。

むしろ暑さに弱いので、カンカンに日が差すようなところに水槽を置かないようにします。

 

水のろ過装置は、飼い主が水槽の水替えをこまめに行えるようでしたら必要ありません。

しかし水槽が大型で掃除が頻繁にはできない方は設置し、水質を保ってあげます。

 

ろ過装置をセットするときは、設置ルートが脱走ルートになってしまわないように注意してください。

管が通るだけの穴を開けたり隙間ができたりしてしまったら、テープで塞ぐなど工夫が必要です。

アカハライモリは流れが弱い環境が好きなので、水の勢いの強い装置は避け、流木の裏や水槽の隅に設置してあげるのが良いです。

 

 

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水槽をレイアウトしよう

 

  1. ①水槽の中に砂を敷きます。一度洗ってから敷きましょう。

  2. ②水をケースに注ぎます。

    水の深さは最低15cmは必要です。

    水道水はカルキが強いので、バケツなど容器に汲み置きして2日程放置しておいたものを使用すると良いです。

    市販のカルキ除去剤を用いても大丈夫です。水位は深いに越したことはありません。

    深いほどアカハライモリが泳ぎ回る姿を見ることができます。

  3. ③流木・水草・その他用意した飾りを設置します。

    流木は水から出る部分を作るのですが、アカハライモリの全身が水から出せるくらいの面積があるとよいです。

    水草は一本一本離して植えるよりも、アカハライモリが身を隠しやすいよう、まるで草むらのように束にして植えると良いでしょう。

  4. ④ろ過装置をセットし作動させてみましょう。

    できるだけ水流が起こらないよう置き場を選びます。

    流木の後ろや壁際など試してみてください。

  5. ⑤アカハライモリをケースに入れます。

    いきなり水中に入れずに流木の上にそっと乗せてあげます。

  6. ⑥蓋を忘れずにしっかりと閉めます。

 

アカハライモリのエサは生餌・冷凍餌・乾燥餌の3種類から選ぶことができます。

 

手軽でケース内の清潔が汚染されにくいのは乾燥餌です。

イモリ専用の乾燥餌が売っており、ネットショップやペットショップで購入できます。

ウーパールーパーの乾燥餌や亀の乾燥餌も代用が利きますので、イモリ専用のものが手に入らない方におススメです。

手軽で利点が多いように見えます乾燥餌ですが、消化に負担がかかりアカハライモリが消化不良を起こしてしまうことがあります。

 

その点では生餌・冷凍餌をおススメします。

冷凍されている赤虫は手に入りやすく、アカハライモリも好物。

飼い主も容易に与えることができると思います。

 

自然に生息するアカハライモリは昆虫やミミズ、オタマジャクシなどを食べるので、そういったものを採取するか購入し与えてみてももちろん良いです。

乾燥餌の食いつきが悪かったり、衰弱していて栄養を取らせたかったりするときは生餌を与えましょう。

生餌を与えると水の汚染が早いので細目に清掃するようにします。

 

生餌を与えることは、初心者にはハードルが高いかもしれません。しかしアカハライモリは喜んで食べてくれます。

アカハライモリのためにもぜひトライしてみてください!

 

餌の頻度

餌は与えすぎないようにします。

一日一回で十分。

乾燥餌は3粒ほど・オタマジャクシや昆虫は一匹・赤虫は3~4本程度です。

適量を守り消化不良を起こさないようにすることが大切です。

 

アカハライモリの代謝はとても低いので、2~3日何も食べなくても命に別状はないので安心してください。

 

 

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アカハライモリの毒は危険?

お腹が赤いということが最大の特徴のアカハライモリですが、どうして赤い色をしているのでしょう?

実は・・・アカハライモリはフグと同じテトドトキシンという毒を持っています。

そのためお腹の赤色は自分が毒を持っていることを敵に認識させるための警告色の意味を持ちます。

 

他の生物が近づいてきたり、何か刺激が加わったりすると、ひっくり返って腹を見せる行動をとるのです。

体の表面を少し手で触れるくらいであれば問題はありませんが、触れた手で目をこすると痛みを生じ、炎症を起こすという症状がみられてしまうことも・・・。

 

アカハライモリの毒で人間が死亡してしまった例はないようですから、持っている毒の量は多くはないと考えられています。

しかし毒は毒。

体内に入ると危険ですので、扱いには注意が必要です。

 

アカハライモリを触るときは手袋をする、素手で触った直後には手を洗う、など忘れずに対策を取りましょう。

 

 

アカハライモリは混泳はできる?

混英については考慮しなければならない点がいくつかあります。

まずアカハリモリは食べることに貪欲なので、小魚や小エビなどはアカハリモリが食べてしまう恐れがあります。

せっかく混泳しているのに悲惨なことになってしまいますね…。

 

また、攻撃性の強い生き物(ギバチ・ハゼ・カネヒラ・アブラボテなど)も向いていません。

アカハリモリに攻撃を仕掛けてきた際に応戦したアカハリモリが毒を出してしまう可能性があります。

どちらも避けたい事態。

 

性格が穏やかな魚で、小さすぎないものでトライしてみるといいでしょう。

ドジョウや成長したメダカ、サンショウウオなどと混泳している方が多いようです。

 

生き物同士のケンカもそうですが、アカハライモリの場合その食欲が一番の問題となります。

他の生き物に餌をあげたいのにアカハライモリがそのエサを食べてしまうのです。

 

食べすぎはアカハライモリの体調にも良くないですし、一緒に飼育している生き物も栄養が足りなくなってしまいます。

他の生き物に餌をあげるときはアカハライモリを一度別のケースに移すことが望ましいですが、手間がかかってしまいます。

 

サンショウウオのような生き物でしたらピンセットでサンショウウオの口元までエサを運んでやることは可能ですが、タイミングが難しいですね。

以上の点から考えると「できなくはないけど大変だ」というのが混泳できるかの答えになります。

 

 

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アカハライモリの繁殖方法

 

飼育下で繁殖させることは難しくはありません。

アカハライモリの繁殖期は4~6月ですので、この時期にオスとメスを同じケースに入れます。

繁殖期にはメスの奪い合いが起こりえるので、オスもメスも同じ数ずつ入れてあげましょう。

 

適した時期に成熟したオスとメスを同じケースに入れておけば、あとはメスが産卵するのを待つだけ。

卵を植え付ける水草か必要なので必ず用意しておきます。

アナカリス・ウォータースプライトなどの丈夫な種類がお勧め。

 

人口の水草にも産卵できますから、見た目を気になさらないようでしたら人口水草でも構いません。

 

アカハライモリの産卵は一日数個を数日間かけて行います。

生んだ卵を自分の後ろ足で起用に水草に固定します。

繁殖・産卵中のアカハライモリはとてもデリケートなので、この時期にむやみに触ったり環境を変えたりはしないようにします。

 

アカハライモリのオスメスの見分け方

成体のアカハライモリのオス・メスの見分け方は簡単です。

アカハライモリを横から見たシッポの形に注目します。

オス:ひれが多くふっくらとアーモンドのような膨らみがある。
メス:ひれが少なくスマートに均一に伸びている。長め。

 

またオスは繁殖期になるとシッポのあたりの色が青紫色に変化します。

メスにアピールするような行動(近づいて尾をくねらせる)も見られるようになります。そのため繁殖期になるとさらに容易にオス・メスの区別がつくようになります。

卵をみつけたら

卵は一つ一つ違う場所に産み付けられます。

大きさは1~2mmととても小さく、その上最初のころは無色なので誤って水替えの時に流してしまわないようよく確認します。

 

他の生き物と一緒に飼育している場合はもちろん、アカハライモリだけで飼育していても卵のついた水草を別のケースに移動しておきます。

アカハライモリは自分の卵をも食べてしまうからです。

卵も暑さに弱いので水温が20度程度になるようにします。

 

また、水槽内は必ず清潔にします。カルキ除去を行った水を一日半量ずつで良いので変えてあげましょう。

おおよそ2~3週間で孵化し、小さなメダカのような赤ちゃんアカハライモリに合うことができます。

 

最初はエラ呼吸をしていますから、水の中にずっといても大丈夫なのですが、成長とともに肺呼吸に切り替わります。

そのタイミングで水の外に出られるように環境を整えておかないと、アカハライモリの赤ちゃんは溺れてしまいます。

エラが小さくなってきたと感じたら、流木を入れたり浮島を置いてあげたりして陸地を準備しましょう。

 

孵化した直後から数日~一週間は何も食べませんがそのうちシッポ、小さな手足が生えてきます。

そのころに孵化したブラインシュリンプを与えます。
水上に姿を見せるようになったら冷凍の赤虫を食べさせます。

 

幼体とはいえ食欲旺盛でパクパクと勢いよくエサに食いつきます。

空腹による共食いにならないよう、少し多めにあげて構いません。成体と同じくらいの大きさになるまで約一年かかります。

 

 

アカハライモリ飼育のまとめ

ペットの中でも繁殖は行いやすいので、アカハライモリを飼育する際にはぜひチャレンジしていただきたいです。

繁殖期にみられる行動はいつもと違う可愛らしさがあり、一生懸命卵を産む姿も応援したくなります。

赤ちゃんアカハライモリも愛らしくその成長もとてもワクワクします。様々なシーンで長期にわたり飼い主に楽しみや癒しを与えてくれることができることが、アカハライモリ飼育の良いところです!

 
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