今回は海水アクアリウムで飼育する熱帯魚の代表格であるクマノミについてです。

クマノミは海水熱帯魚の中でも初心者向けの種であることもあり、海水水槽を立ち上げるのであれば多くの人が飼育を検討することでしょう。

映画「ファインディング・ニモ」でクマノミが主役となったこともあり、知名度が高く、飼育を希望する人も多いです。

ライトな熱帯魚飼育者からヘビーな熱帯魚飼育者にまで幅広く愛されているのがクマノミ。

 

今回はそんなクマノミの基本的な情報である、生息地や特徴、寿命、混泳などの飼育方法についてご紹介します。

また、クマノミとセットでイメージされるイソギンチャクについても軽く触れようと思います。

 

 
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クマノミの生態や特徴

初めにクマノミの生息地についてです。

クマノミは比較的広範囲に生息しています。

主な生息地はインド太平洋の熱帯地域になります。

 

多くの人がイメージするように浅瀬の礁湖や礁周縁に生息しています。

 

イソギンチャクとの共存関係

クマノミの特徴といえば、やはりイソギンチャクとの共生関係でしょう。

イソギンチャクには毒がありますが、クマノミはそんなイソギンチャクと共生関係にあり、イソギンチャク内を住処としていることが多いです。

イソギンチャクの毒により身を守ってもらう代わりに、イソギンチャク内の清掃を行うことで共生しています。

 

 

双方にメリットがあるため、多くの場合この二種は共生関係を築いており、その姿がメディアを通して届けられることで、クマノミと言えばイソギンチャクと一緒にいるというイメージが構築されました。

 

クマノミを飼育する上でのイソギンチャクの必要性については、結論から言うと水槽でクマノミを飼育する場合、イソギンチャクは必要ありません。

確かに鑑賞するということを考えれば、イソギンチャクと共生関係を築いている姿を見るためにイソギンチャクを導入する価値はあります。

 

しかし水槽でイソギンチャクを育てるのは意外にも難しく、またクマノミ自身も気に入らないイソギンチャクには入らないため、一緒に飼育したとしても理想的な姿を見られるとは限りません。

イソギンチャクを飼育することが出来るだけの設備、イソギンチャクの購入費用を揃えられるのであれば一緒に導入しても良いと思いますが、初心者であればクマノミとイソギンチャクの両方を導入するのは避けても良いと思います。

 

どうしても共生関係を見たい場合には挑戦してみても良いですが、比較的難しいので覚悟が必要です。

ただし注意点として、クマノミにはいくつか種類が存在し、種類によって好みのイソギンチャクが違います。

 

そのため、てきとうにクマノミとイソギンチャクを同じ水槽に入れても意味がありません。

飼育するクマノミと相性の良いイソギンチャクを入れてあげるようにしましょう。

 

イソギンチャクは光合成をおこなうので、かなり強い照明が必要です。

明るすぎるとクマノミが生きにくいので、クマノミが少しでも生きやすいように、照明の照射時間を決めてタイマー管理すると良いです。

 

クマノミの最大の特徴はこの共生関係ですが、それ以外のクマノミの特徴についてもついでにお話しします。

 

 

大きさ

クマノミは雌雄でサイズに大きな違いがある熱帯魚であり、雄は最大10cm、雌は15cm程度にまで成長します。

淡水魚を中心に勉強してきた人にとってはかなり大きな熱帯魚に感じると思いますが、海水魚の中では小さい方です。

海は広いため、海水の熱帯魚は大型になりやすい傾向にある中、クマノミは比較的小さいため飼いやすいです。

 

そのようなこともあり、クマノミは初心者向けの熱帯魚とされています。

 

 

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クマノミの寿命

次にクマノミの寿命について。

クマノミの寿命はおよそ5年から10年と言われています。

飼育下では上手く飼育すると15年以上生きた例もあるようですが、基本的には10年程度と考えておけばよいでしょう。

 

野生よりも飼育個体の方が長寿の傾向があると言われています。

淡水魚と比べて寿命が長いため、飼う場合にはそれなりの計画性を持つことが重要です。

 

クマノミの混泳

 

次にクマノミの混泳についてです。クマノミはクマノミを捕食するほどの大きな肉食魚相手やクマノミの口にすっぽりと収まってしまうほどの小型の熱帯魚相手以外ならば混泳が可能。

クマノミは基本的には攻撃的な熱帯魚ではなく、温和な性格をしています。

それゆえに多くの海水熱帯魚と混泳をすることが可能です。

 

口にさえ入らなければ、カニやヤドカリ、エビなどとの混泳も十分可能。

当然イソギンチャクとの混泳も可能です。

さらに海水水槽で導入されることのあるサンゴとの相性も悪いわけではなく、こちらとも混泳が可能です。

 

以上がクマノミに関する基本的な情報になります。いずれも基本的な話でしかありません。

当然クマノミの飼育を行う前に知っておくべきことはまだまだありますので、少しでも多くの知識を得られるように勉強しましょう。

クマノミに最適な環境を構築してあげるための知識を得るのも飼い主の責務です。

 

 

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クマノミの飼育方法

クマノミは海水魚なので淡水魚よりもより高価で高性能な設備をそろえる必要があります。

また、淡水魚では必要のなかった器具の準備も必要で、飼育環境を整えるのは少し大変です。

そこでここからは、クマノミを飼育する上で必要となる飼育環境についてお話しします。

 

またクマノミには複数の種類が存在し、種類によって色や特徴販売価格が違うため、そちらも併せて話そうと思います。

 

水槽

まずクマノミを飼育する上で必要なのは水槽です。

クマノミは海水魚の中では比較的小型ではありますが、10cm~15cm程度には成長します。

60cm水槽でも飼えないことはないですが、手狭に感じてしまうでしょう。

 

そのため、できれば90cmの水槽以上の大きさを用意できると良いです。

 

 

 

ただ90cm以上ともなれば金額もそうとうなものになりますし、掃除の手間もかなりかかってしまうのでとりあえず60cm水槽で飼育するという選択肢を取るのもありです。

 

ヒーター

次にヒーターについてですがこれは一般的な熱帯魚用ヒーターで十分です。

海水でも使えるものをチョイスする必要がありますが、多くの熱帯魚用ヒーターは淡水海水両方で使える設計になっていますので特に気にせず好きなものを使うことが出来ると思います。

 

クーラー

次に海水魚にはクーラーが必要です。

淡水魚でも暑くなり過ぎたらクーラーが必要ですが、基本的に淡水熱帯魚の方が暑さに強いです。

 

逆に海水魚は暑さにかなり弱いです。

海が暑くなるということがほとんどないことから暑さに対する耐性が著しく低いので、クマノミを飼育する時には水槽用クーラーを設置してあげてください。

60cm用や90cm用と記載されて売られているのでそれを見て飼うクーラーを決めれば良いです。

 

水温が高くなりすぎないのであれば不要。

 

ろ過器

次に濾過機についてですが、濾過機も一般的なもので構いません。

海水魚飼育では外部フィルターを使うのが一般的です。

海水魚は水流に強いため、濾過性能の高い外部フィルターを用意してあげると良いでしょう。

 

プロテインスキマー

次にこれは海水水槽特有の器具ですがプロテインスキマーが必要です。

海水水槽は容易に掃除が出来ないため、プロテインスキマーという、泡でゴミを除去する装置が必要です。

これは必須。

 

海水魚向けの濾過機に付属している場合もありますが、基本的には別で買わなければならない物と思っておいて差し支えありません。

 

最後に餌ですが、餌は一般的な海水魚向けフードで対応できるため今回は紹介しません。

 

以上がクマノミを飼育するのに最低限必要な設備です。

これに追加で海水水槽には多くの場合置かれるライブロックや低床、クマノミとセットで飼われることも多いイソギンチャク、イソギンチャクを育てるための照明などを購入しても良いでしょう。

これらすべてを揃えるのが理想ですが、最悪紹介したものだけでも飼育するだけなら可能です。

 

 

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クマノミの種類

次はクマノミの種類について。

クマノミにはかなりの種類がありますが、今回はその中でも代表的で有名な種である「クマノミ」「カクレクマノミ」「ハマクマノミ」「トウアカクマノミ」の4種類の特徴とおおよその販売価格を紹介します。

 

クマノミ

 

まず初めに「クマノミ」ですが、この種は日本に存在するクマノミの一種です。特徴としては身体に白いラインが日本入っていることです。

また背中が黒くお腹が白いのも特徴の一つ。

野生種の中には黒いクマノミも存在していますが、一般的にショップで売られている個体はオレンジのボディに白い二本の線の場合が多いです。

この種は流通量が多い子もあり、一匹1000円以下で購入することも出来ます。

 

カクレクマノミ

 

次に紹介するのは「カクレクマノミ」。

クマノミと聞いて多くの人が想像するのはこの種でしょう。

間違いなく、日本国内で最も知名度の高い種です。

 

カクレクマノミの特徴は体に白いラインが三本入っているという点です。

また「クマノミ」と違いボディは完全なオレンジ色をしています。

混泳をする場合にはこの種を選んでおけば間違いないというほど大人しい性格です。

 

このカクレクマノミも流通量が多いため比較的安価で一匹1000円から1500円程度で購入することが出来ます。

 

ハマクマノミ

次に紹介するのは「ハマクマノミ」。

ハマクマノミの特徴は体に白いラインが一本入っているという点です。

また販売されている若い個体は鮮やかなオレンジ色をしているという特徴もあります。

 

ハマクマノミはカクレクマノミほど流通していないものの、販売価格は比較的安価で一匹1000円前後で購入することが出来ます。

 

トウアカクマノミ

最後に紹介するのは「トウアカクマノミ」。

この種は鮮やかなオレンジではなく、茶色がかった体色をしています。

また今まで紹介した三種とは違い、体に綺麗な白いラインが入っているわけではありません。

 

茶色い体と頭部の白いラインが特徴。

丈夫で飼いやすい種ですが、縄張り意識が強く、混泳には向きません。

単独飼育するのであれば餌付けも容易なこともありお勧めできます。

販売価格は一匹1000円から1500円程度です。


 

以上がクマノミの飼育環境及びクマノミの種類についてです。

小さくて可愛らしいクマノミを是非飼ってみて下さい。^^

 
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