アカヒレは同じ水槽内に繁殖期のオスとメスがいれば、自然繁殖することもあります。

初心者でも繁殖させることが容易ですので、是非チャレンジしてみて下さい。

 

 
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アカヒレのオスとメス

まず、アカヒレのオスとメスの違いを説明します。

幼魚の内は殆ど見分けがつきませんが、成魚になり繁殖期に入ると、見た目で区別が付くようになります。

オスはややヒレが大きく、全体のシルエットはスリムです。

 

 

繁殖期のメスはお腹がポッコリと大きくなっています。

最初から繁殖させたいとお考えであれば、お腹のぽっこりしたメスの成魚をオスよりやや多めに購入しておくのがおすすめです。

 

 

繁殖期になると、オス同士がメスを取り合って喧嘩したり、メスにアピールしたりするためにヒレを大きく広げるフィンスプレッディングという行為を繰り返すようになります。

これが頻繁に見られるようになってきたら、産卵する可能性が高くなります。

 

 

アカヒレで産卵の要注意点

しかし、フィンスプレッディングはしょっちゅうしているのに、一向に稚魚が生まれている気配がないという方も多いでしょう。

実はアカヒレは自分で産んだ卵を食べてしまうことがあるのです。

アカヒレに限らず、他の魚と混泳させていると、その魚達が食べてしまっている可能性もあります。

その為、自然繁殖させるためには、卵を食べられないように工夫してあげることが大切なのです。

 

アカヒレの産卵はバラマキ型です。

卵は透明で非常に小さく、直径1mm程度しかありません。

まず水槽の底に、園芸用の底鉢ネットを沈めておきましょう。

水槽の底面積よりやや大きめにカットし、下の方に少し隙間を空けて沈めておきましょう。

底鉢ネットの隙間から卵だけが下に落ちるようにして、そのまま孵化させるのです。

 

孵化した稚魚はネットの隙間をぬって水槽のガラス面や、水草にくっつく習性を持っていますので、繁殖期には稚魚が隠れるための水草をたっぷり入れておきましょう。

特におすすめなのはウィローモスです。

アクアリウム専門店に行けばパック売りされていますので、底の方に多めに敷いておきましょう。

 

 

アカヒレの稚魚の餌

孵化したばかりの稚魚はとても小さく、普通の小魚用の餌も食べることが出来ません。

ある程度大きくなるまでは微生物が主な餌となります。

ウィローモスは稚魚の隠れ家になるだけでなく、バクテリアの繁殖を促進するため、餌の確保にも必要不可欠です。

 

産卵確認から2~3日経ったら、水槽内をじっくり覗いてみて下さい。

ガラス面や水草に小さいゴマのような点が見えることでしょう。

稚魚の目です。

1度の産卵で数十匹ほど孵化することがありますが、自然繁殖の場合、成魚になれるのはほんの一握りです。

多くは大きくなる前に親に食べられてしまったり、餌にありつけなかったりして死んでしまいます。

 

 

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アカヒレの稚魚を確実に残す方法

せっかく生まれた稚魚をより確実に育てていきたいというのであれば、自然繁殖とは違いますが、手助けをして増やすことも可能です。

 

稚魚を移す

一つ目の方法として、水槽の中で孵化した稚魚を見つけたら、ウィローモスをたっぷり入れた別容器に移すという方法があります。

稚魚用の小さい水槽を用意してあげます。

当然小さすぎて普通のネットですくうことは出来ません。

稚魚はカップにすくったり、口が大きめのスポイトで吸って移してあげましょう。

水槽内の水質が安定しているのであれば、水槽内に産卵ネットをセットしてその中に隔離してもいいでしょう。

そうすることによって、親や他の魚から食べられる危険性も激減しますので、より確実に育てることが出来ます。

 

その場合、稚魚を吸い込む危険性があるため濾過器は使いません。

液状バクテリアや稚魚用の粉状の餌を与えて育てます。

ここでどれだけ初期飼料を食べられるかで今後の生存率が大きく変わってきます。

 

産卵期の親を移す

最も確実な方法は、繁殖期に入ったオスとメスのアカヒレを一時的に別の容器に移して産卵させ、親と子を全く別の容器で飼育するという方法です。

アカヒレの卵はとても小さくて見にくいのですが、よく目を凝らせば肉眼でも確認できます。

産卵が確認できたら親を元の水槽に移しましょう。

 

1週間以上経過すると、水の中をスイスイ泳ぎだすようになります。

 

餌を供給する

稚魚用の餌だけでは量も栄養価も足りなくなってきますので、ブラインシュリンプを用意してあげる必要があります。

ブラインシュリンプは極小のエビの幼生で、とても栄養価が高く、稚魚の育成に欠かせません。

ブラインシュリンプは塩水とボトルがあれば、約1日で孵化させることが出来ます。

 

 

ブラインシュリンプ専用の孵化器も販売されていますので、いちいち準備が面倒だという方はそういったアイテムを使うのもおすすめです。

コーヒーフィルターで塩分を濾し、幼生だけを取り除いて稚魚に与えます。

 

それも面倒だという場合は、やや割高になりますが冷凍のブラインシュリンプも販売されていますので、そちらを利用してあげて下さい。

ブラインシュリンプを食べた稚魚はお腹がオレンジになり、ぽっこりするのですぐ分かります。

ブラインシュリンプをしっかり食べられる子ほど生き残りやすく、丈夫できれいな成魚になります。

 

 

 

以上がアカヒレの稚魚を育てる方法です。

1~1.5㎝ほどの大きさになったら、親に食べられる心配もなくなります。

普通の小魚用の餌も食べられるようになりますので、親と同じ水槽に移してあげても大丈夫ですよ。

 
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